気温が高くなるこれからの季節は、インテリアも夏仕様に変えて、おうち時間をより快適にしたいもの。
整理収納コンサルタントのmujikkoさんに、いつものお部屋をぐっと涼しげな雰囲気にするコツを教えてもらいました。

ものを減らして色を絞り、軽やかな夏のインテリアに

蒸し暑い時季を快適に過ごすために、mujikkoさんが心がけているのが、「ものを減らして、軽やかな空間をつくる」こと。
「ものが多いと、圧迫感が出て暑苦しくなってしまうので、ラグや厚地のカーテンは外し、床置きのものを減らすことで、見た目に涼しく過ごしやすい部屋になりますよ」

リビングルーム
夏の涼し気なインテリア
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こちらが夏のインテリア。床が広々してすっきりした印象。モビールが風に揺れる様も涼しげです。

こたつのあるリビング
こたつが暖かな雰囲気の冬のインテリア

冬の間はこのようにテレビの前にラグとこたつがありましたが、夏はきれいさっぱり片づけてローテーブルも置きません。

●夏はラグもローテーブルもなくていい

犬と子ども

暑い時季はラグもローテーブルも置かず、子どもも犬ものびのび過ごせる空間に。

「夏は裸足で過ごすことが多いので、床が汚れがち。床にものがなければ、ふき掃除もラクです」

●レースカーテンのみで見た目をすっきり

レースカーテン

厚手のカーテンは重く見えるので外し、白のレースカーテン1枚だけに。

「すっきり軽やかな雰囲気になり、見た目もさわやか。お手入れも自宅の洗濯機で手軽にできます」

●リビングのものはテレビ下に収まるだけ

テレビ下収納

ゲームや充電コード類、プリンターなどリビングで使うものはすべてテレビボードの中へ。

「戻しやすいように余裕をもたせた収納にし、あふれた分はそれぞれの個室へ戻すルールにしています」

どうしてもリビングに集まる日用品は、目隠しテクですっきり

ものを減らすのが大事といえど、生活の中心となるリビングには、細かいものがどうしても集まりがちです。たとえばバッグ、ハンドクリーム、ヨガ・筋トレ用品など…。それらを上手に目隠ししつつ、リビングに収納するテクニックをご紹介します。

●フタつきのバスケットで小物を目隠し

フタつきバスケット

バスケットの中にはヨガマットや夫の筋トレグッズ。

「しまい込むと運動がおっくうになるので、目隠ししつつリビングへ。思い立ったときにすぐ出せるようにしています」

●空中収納して、床にものを置かない

壁につるした小物入れ

床置きを減らすためには、空中収納が最適です。

木目ブラインド

「ハンドクリームや犬のブラシなど、こまごまとしたものもさっと取り出せます」

フックにバッグ

外出用バッグも廊下のフックにかけて収納しておけば、「どこいった?」もなく、便利です。

リビングのすっきりを保つには、「家族の協力をあおぐことも大事」とmujikkoさん。

「散らかってきたら音楽をかけて、『この曲が流れている間だけ掃除しよう!』と子どもたちに声をかけ、片づけに協力してもらうんです」

大事なのはゲーム感覚で片づけを楽しんでもらうこと。この夏、ぜひご家庭でも試してみてくださいね。