マスクや除菌スプレーが必需品となった今、不要なものや、ばい菌を家の中に持ち込まないためには、玄関収納が大事。
「動線を考えて収納をすれば、身支度もグッとスムーズになるはず」という整理収納アドバイザーのはなむらあやさんが、玄関の収納を見直してみました。
100円グッズで快適な玄関収納。不要なものは家に持ち込まず、必要なものは玄関に
●動線が大事!マスクと除菌スプレーは玄関に
新型コロナウイルスの影響で、今や必需品となったマスクと除菌スプレー。今までマスクは2階のリビングに置いていましたが、1階の玄関まで降りてきて「またマスク忘れた!」ということが多発。そのたびに取りに戻っていたので、子ども用・大人用ともにマスク置き場を玄関にも設置しました。
すべての画像を見る(全12枚)靴箱の左下にある、キャンドゥのグレーのボックスがマスクなどの定位置に。ボックスは靴箱と色味をそろえました。
左から大人用マスク、子ども用マスク&ポケットテッシュ、虫よけスプレー&虫よけシールをボックスごとに収納。
マスクのほかに、わが家で忘れがちな靴下も家族それぞれ一足ずつ、虫よけスプレーとともに右のボックスに入れています。
玄関に着くまで忘れていても、リビングに取りに戻る必要がなくなったので、忙しい朝はとくに大助かりです。
もう一つ玄関に新設したのが、除菌スプレー置き場。家の中に入る前に、いったん手を除菌したいので、靴箱の中にプッシュタイプの除菌スプレーを置きました。
これで、家に帰ってきたら靴箱に靴をしまって、手を除菌してから家に入る、という仕組みのできあがり!
●車の鍵や印鑑こそ、玄関に置くと便利
リビングに置いていた車や自転車の鍵。玄関を出てすぐに使うものなのに、わざわざ2階まで鍵を移動させるという動線の悪さ。これを機に、玄関に定位置をつくりました。
わが家の靴箱には引っかけられる場所も、マグネットがくっつく場所もなかったので、ダイソーの「きれいにはがせるステンレスフック」をはって、それぞれの鍵を引っかけました
自転車の鍵は、子どもたちが届く高さに設定。動線がよくなって夫にも子どもたちにも大好評です。
今まで宅急便が来るとペンを借りてサインをすることが多かったけれど、衛生面を考えて必ず印鑑を押すように。そこで動線を考えて印鑑も玄関へ。
引っかけ穴などがなく置き場所に困る印鑑の収納は、ダイソーの「超強力マグネット」で解決!
取りつけ方はとっても簡単。印鑑にマスキングテープをぐるりと巻いて、マグネットをひとつ取りつけるだけ。
車の鍵をかけているステンレスフックにピタッとくっつきます。
わが家の玄関扉はマグネットがつくタイプなので、ここにもピタッ。
普段は靴箱の中のフックにつけていますが、宅急便を受け取って一時置きしておきたいときなど、玄関扉にくっつけておけるのでとても便利です。
●100円アイテムで完成!傘や掃除道具はつるす収納を
傘立てに入れていた傘やホウキ、靴箱にそのまま置いていた衣類クリーナーなどの自立しないアイテムは、つり下げる収納に変更。
傘は100円ショップで買える「つっぱり棒」を、引っかけ穴のある衣類クリーナーには鍵でも使っている「ステンレスフック」を、少し重みのあるホウキには押し込むだけでカチャッとハマる「ワンキャッチ」というアイテムを使いました。
浮かせて収納するだけで、こんなにすっきり! 出し戻しもしやすいので、家族みんなが使う傘も散らかることなく、いつも定位置に戻るようになりました。
●不要なものは持ち込まない。資源ゴミボックスを設置
郵便物やチラシなど、気を抜くとみんなが集まるダイニングテーブルは紙類であふれがち。そこで、玄関に資源ゴミの専用ボックスをつくりました。
郵便物が届いたら玄関で要・不要の仕分けをして、開封した封筒や不要なチラシは、その場で資源ゴミボックスへ。リビングに不要な郵便物を持ち込まないだけで、散らかりにくくなった気がします。
ちなみにわが家では新聞を取っていないので、B5がぴったり入るサイズのボックスで十分です。
●ヒバチップを置いて、消臭&リラックス
毎日使う場所なので、消臭・抗菌・防虫・リラックス効果のある青森ヒバチップを靴箱に置きました。
あけ閉めするたびにふわっと香るヒバがとってもいいにおい。お客さまが来たときでも、ヒバの癒やしの香りがするだけで、玄関がおもてなし空間に。ガラスの器に入れるとインテリアとしても映えますよ。
靴以外にもいろんなものを収納できる玄関収納。動線を考えて収納を見直したら、リビングまでものを取りに行くことが減って、身支度が断然スムーズに。出かけるときに「あれ忘れた!」ということがあれば、ぜひ玄関収納を見直してみてください。