100円ショップやインテリアショップ、ホームセンターなどで手に入る収納グッズのシリーズ。見た目がそろったり、組み合わせて使ってもサイズがぴったりなのは、シリーズものならではのメリットです。
ここでは、使い勝手がよく、インテリアにもなじみやすい無印良品のブリ材バスケットシリーズを、収納のプロがご紹介。教えてくれたのは、沖縄・宮古島で整理収納アドバイザーとして活動する川根礼子さんです。

棚に収納グッズ
収納をシリーズでそろえるとすっきり見えます
すべての画像を見る(全8枚)

無印良品のブリ材シリーズが万能。リビングやキッチンに違和感なくフィット

収納グッズをそろえるときに考えたいポイントは2つ。入れたいものにシンデレラフィットするかどうかと、どんな場所でも使えるかどうかです。
川根さんが自宅で愛用している収納アイテムの中から、今回おすすめしてくれたのは無印良品のブリ材シリーズです。

バスケット

「ラタンと竹にブリ材が手編みされたバスケットのシリーズで、さまざまな大きさで発売されています。別売のフタもあって便利。ナチュラル系のインテリアにもちろん合いますが、テイスト問わず人気のPP収納シリーズと組み合わせても違和感がないので、とても使い勝手がいいです」

●リビングでは子どもの課題をひとまとめに

リビング学習の子どもがいると、ダイニングテーブルまわりに教科書や宿題プリント、文房具が散乱しがちです。小学4年生の娘さんを持つ川根さんのお宅では、こうした自宅学習セットをブリ材バスケットにまとめています。

バスケットに学習セット

「使っているのは長方形バスケット・中。教科書にちょうどいいサイズです。まとめてガサッと入れても、中身が見えずすっきり」

キッチンカウンターの上にバスケット

「休校中はとくにリビングで勉強する時間が長かったため、キッチンカウンターの上を期間限定の置き場所にしていました」

●パントリーではインスタント食品の保存に活用

川根さんがパントリーで使っているのは、同じバスケットの大サイズ。このボックスがカップ麺の保存にとても向いているそう。

バスケットにインスタント麺

「横幅がちょうどカップの2個分なので、おさまりがとてもいいです。2個ずつ上下交互に並べていくと、8個がきれいに入って気持ちがいい! 適度な隙間もあるので取り出しやすさも合格です。上部にはほかのインスタント麺も入ります」

インスタント麺は、巣ごもり生活でストックが増えたという人が多いかもしれません。

「わが家では、災害時の非常食としてお気に入りのラーメンを箱買い。ブリ材バスケットに1箱分おさまるので、すっきり保存できています」

棚

ごちゃごちゃして見えがちなパントリーも、ボックスのおかげできれいに整っています。

●小サイズは狭いスペースにフィット

ブリ材バスケットの小は高さ12cmとスリムなので、狭いスペースの収納にもぴったり。川根さん宅ではキッチン横の収納スペースに小を2つ並べていました。

デッドスペースにバスケット

「収納しにくい棚のデッドスペースを活用できています。スリムな小サイズは細かいものを収納するのにぴったり。文房具を収納するときは、中に100円ショップの仕切りケースなどを置いて仕分けしています」

ちなみに、上の写真にあるブリ材ボックス・中はなんでもボックス。普段は空にしておいて、もらいものをしたときや臨時の収納スペースが必要になったときのために置いているそうです。

バスケットを持つ

「休校中に娘の自宅学習セットを入れていたのは、じつはこのボックス。学校が再開したので今は空っぽになり、なんでもボックスとして定位置に戻しています。こうした予備ボックスがあると、急にものが増えても部屋が散らからないので精神的にラクですよ」

●古くならず、長く使えるのでコスパがいい

川根さん宅のブリ材ボックスシリーズの中には、もう8年以上使い続けているものも。
「つくりがしっかりしているので、めったなことでは壊れません。デザインに飽きることもないので長く使い続けられ、安価なボックスを買うより結果的に節約になっていると思います」

さまざまな場所や用途で使え、長く愛用できる無印良品のブリ材シリーズ。収納シリーズ選びに悩んでいるようなら、ぜひ参考にしてみてください。