「毎日のご飯がマンネリ…」と後ろめたい気持ちになっていませんか?

「みんな大好きなから揚げは週1で出してもだれも文句は言いません、むしろ大喜びで食べてくれるのでは」と提案するのは、料理家の上田淳子さん。

家族が好きなものは頻繁につくっても喜ばれること間違いなし。そこで上田さんに、食卓の大定番、から揚げをおいしくつくるコツや、飽き知らずのアレンジアイデアを教わりました。

から揚げは余熱で火をとおす。衣づけさえ覚えれば、揚げ物こそ時短料理

かぶるくらいの油で揚げ、取り出して余熱で火をとおし、もう一度揚げる、が王道のコツ! 小鍋で半量ずつ調理すれば、油ハネせずに揚げられ、油の量も節約できます。

丸皿にから揚げ
カリッとやわらか! 冷めてもおいしい定番の味
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油の温度は、鶏肉を少し入れて確認! 泡が出たらそのまま投入を。油の量は、鶏肉を半量入れたときに肉がつかるくらいが目安です。

●鶏モモのしょうゆから揚げ

【材料(4人分)




・鶏モモ肉 2枚(500~600g)

・しょうゆ 大さじ2

・ショウガ(すりおろす) 小さじ1

・ニンニク(すりおろす) 小さじ1/2

・卵 1個

・片栗粉 大さじ6

・小麦粉 大さじ2

【つくり方】

<衣づけ>

1:下味をつける

ボウルにお肉と手

鶏肉はひと口大に切ってボウルに入れ、しょうゆ、ショウガ、ニンニクを加えて汁気がなくなるまでもみ込む。

2:卵をもみ込む

ボウルにお肉と生卵
卵でコーティングすると、カリカリ感が長もち
(1)に卵を割り入れ、混ぜ合わせる。

3:粉をもみ込む

ボウルにお肉片栗粉
小麦粉でうま味をとじ込め、片栗粉でサクサクに
(2)に片栗粉、小麦粉を加え、粉気がなくなるまで混ぜる。 <揚げ方>

4:かぶるくらいの油で揚げる

から揚げとトング
鶏肉を少し入れて、油の温度をチェック
口径約18cmの小さめの鍋に、揚げ油を鶏肉を入れたときにつかる程度まで入れ、170℃に熱し、鶏肉の1/2量を入れる。表面の衣が軽く固まってくるまで触らずに1分30秒ほど揚げ、一度バットなどに取り出して3分ほどおく。その間に、残りも同様に揚げる。
から揚げと菜箸
余熱で火をとおすので、衣がくっつけば中は生でも取り出してOK!

5:二度揚げする

から揚げ二つ
鶏肉の水蒸気でしおれた衣が二度揚げでサクサクに
(4)で先に揚げた鶏肉を再度鍋に入れ、少し色づくまで1分ほど揚げる。菜箸で転がしながらこんがりと均一に色づくまでさらに1~2分揚げ、油をきる。残りも同様に揚げる。

[1人分390kcal]

\アレンジ! 鶏肉×みそ味もオススメ。衣にはゴマをプラス/

●鶏胸肉のゴマみそから揚げ

赤皿から揚げ

淡泊な胸肉もみそ効果でこっくり。しょうゆを同量のみそに変えるだけで味変えも簡単です。

【材料(4人分)




・鶏胸肉 2枚(500~600g)

・A[みそ大さじ2 ショウガ(すりおろす)小さじ1 ニンニク(すりおろす)小さじ1/2]

・卵 1個

・B[片栗粉大さじ6 小麦粉、いりゴマ(白)各大さじ2]

・揚げ油 適量

【つくり方】

(1) 鶏肉は横半分に切り、1.5cm厚さのそぎ切りにする。

(2) ボウルに(1)、Aを入れ、よくもみ込む。卵を割り入れて混ぜ合わせ、Bを加えて粉気がなくなるまで混ぜる。

(3) 「鶏モモのしょうゆから揚げ」のつくり方(4)、(5)(上記参照)と同様にして揚げる。

[1人分425kcal]

【POINT】

鶏肉包丁

厚さをそろえるのが難しい胸肉は、幅を決めてそぎ切りに。大きさがそろえば、火のとおりも均一!