この時季、なにかと気になる脇汗のニオイ。加齢とともにニオイがきつくなってきた気がする…と感じる人も少なくないようです。
読者の脇汗に関する悩みについて、医師に答えてもらいました。
脇汗のニオイの解消法や予防法。お風呂上がりとお出かけ前にケアを
<読者のお悩み>「脇汗のニオイがきつくなってきた気がします。とくに緊張したり、スポーツのあとなどのニオイが気になります。解消法や予防する方法はありますか?」(Eさん・41歳)
●お風呂上がりとお出かけ前の、肌にもっとも菌が少ない状態でのケアがポイント
脇汗のニオイ、気になりますよね。でも汗自体は、じつはあまりニオイはしません。汗をかいたあとに放置すると、皮膚表面の常在菌に分解されて、ニオイが発生するのです。なので「放置しないこと」が重要です。
また、ストレスが原因で汗がニオうケースも。「ストレス臭」と呼ばれ、皮膚から独特の臭気が出ます。とくに緊張したときの汗には、普段出ないミネラル分が出て、きついニオイの原因に。気にしすぎると発汗しやすくなるので、ケアや対策をしたら、あとは深呼吸などしてリラックスしましょう。
そのほか、食べたものや飲んだものが原因で発生するニオイも。ニオイのあるもの、アルコールをとったとき、また肉食にかたよったときも体臭はきつくなります。バランスのいい食事を心がけ、食物繊維をとって便通をよくすることが体臭改善に役立ちます。
どれが原因であっても、すぐできる脇汗のニオイ対策は、汗をかいたらすぐにふきとること。デオドラントシートを携帯し、こまめに汗をふきとるようにしましょう。また衣類に汗がつかないよう脇汗用のパッドを使うのも◎。下着は、天然素材や吸湿速乾素材、防臭効果つきのものを選んでみて。
また、日常的にできることとしては、いちばん菌が少なく肌が清潔な、入浴後と外出前に行う脇ケア。このタイミングで抗菌作用のあるデオドラント剤を使うと、ニオイの発生を防ぐことができます。上のイラストも参考に、効果的にニオイケアをしてみて。