洗面所は水アカやホコリ汚れが付着しやすい場所。清潔でピカピカの洗面台で手洗いをする方が気持ちもリフレッシュして気分が上がるもの。
そこで今回は、お掃除研究家のおそうじペコさんに、ハンドソープを使った「ホイップ掃除」について教えてもらいました。

ハンドソープは掃除にも最適!手も洗面所もきれいになって一石二鳥!

●ホイップ掃除おすすめのポイント

ハンドソープ
ハンドソープです。市販のものならなんでもOK
すべての画像を見る(全8枚) 【ポイント1】じつは万能なハンドソープ

ホイップ掃除はその名の通り、ホイップしたキメ細やかな泡を使った水回りのお掃除です。泡のスプレー洗剤や、ボウルで泡をつくる必要はありません。洗面台にセットしてあるハンドソープを使用します。

ハンドソープには、汚れを浮かせて取り除く界面活性剤が含まれていることが多く、また、泡にすることで細かい場所の汚れにしっかり入り込むことができます。素手で扱っても手荒れの心配がありません。

【ポイント2】あるものを活用して掃除できる

使い古したキッチン用のスポンジを再利用して使用します。キッチンスポンジは泡立ちもよく、水ぎれもよいだけでなく洗面台を傷つけにいという点も優秀です。

【ポイント3】洗濯前の3分でできるので効率アップ

お掃除後の泡や水気とりにはタオルを使用します。タオルはそのまま洗濯機で洗うので後片づけも必要ありません。

●ホイップ掃除のやり方

【用意するもの】

ハンドソープやタオル

・ハンドソープ

・使用済みキッチン用スポンジ(浴室掃除用スポンジでもOK)

・乾いた清潔なタオル

掃除をするタイミングは洗濯の前がおすすめです。

(1) 泡をつくります

泡をつくる

ハンドソープをスポンジに含ませ泡をつくります。空気を多く含ませるようにもしゃもしゃ大きく握るのがコツです。泡で出るボトルなら手間がさらに省けます。

(2) スポンジで円を描くように擦ります

スポンジで円を描くように擦る

洗面台、ボウル、水栓などに泡を広げスポンジで円を描くようにこすります。円を描くことで多方向から力が入るので汚れが落ちやすくなります。

パッキン部分のよごれとり

張りついたホコリが取れにくいパッキン部分も、泡とスポンジで傷つけずに汚れを浮かせて落とすことができます。

洗面台を泡だらけにして洗っていると、ストレスやマイナスな感情も泡で浄化される気分になり楽しくお掃除ができます。

(3) 泡を拭き取ります

まず、スポンジで泡を拭き取ります。空気を含んだ軽い泡なのでぬるぬるせずにすぐにサッパリします。泡残りが気になる場合は少しお湯をかけて流しましょう。

水栓部分を磨く

仕上げは乾いた清潔なタオルで全体を拭き取ります。ステンレスの水栓部分は靴磨きのようにタオルの両端を持ってこすり磨きをするとピカピカに光ります。

洗面台

ほんの数分の作業でスッキリ、きれいな洗面台になりました!

(4) 後片づけはカンタン

スポンジ

タオルはそのまま洗濯機に入れて洗濯してしまいましょう。スポンジは絞って吸盤などに引っかけて手にとれる場所にセットしておくと、お掃除のハードルが下がります。

スポンジを細かくカットしておき、使い捨てにしてしまうのも便利ですね。

●泡を使って、こまめな「ついで掃除」をやってみて

毎日使う水回りだからこそ、小まめなお手入れがきれいをキープするコツです。小掃除を継続するコツは、特別な掃除道具や洗剤を用意せず手軽にスタートできてパっとおしまいにできる環境づくりです。ホイップ掃除はキッチンの調理台やシンクでも有効です。ハンドソープが入手しにくい今の時期は食器洗い用の中性洗剤でも同様の効果が得られます。あちこち楽しみながら活用してみてください。

※洗面台の材質によってはハンドソープの液性で変質するものがあります。気になる場合は目立たない場所でテストしてからご利用下さい。