出産は家庭の一大事。今までとは違うさまざまな「もの」が必要になり、かなりの出費がかさみます。必要なものを使いやすく整え、すっきりとムダなく暮らすには、どうすればいいのでしょう?
「ものとのつき合い方」につては、日本人のライフスタイルを研究する辰巳渚さんに、「お金とのつき合い方」は、ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんに教えてもらいました。
出産時の「もの」「お金」とのつき合い方
すべての画像を見る(全2枚) 【ものとのつき合い方】 これまでなかった子どものものが登場。住まいも手狭に
「赤ちゃんグッズが次々と増え、それらを片づけるための収納家具も必要に。住まいが手狭になる時期です」(辰巳さん)。また、いくら片づけても、小さな子どもが散らかしてしまうことも。サイズアウトした子どもの服を「次の子に」ととっておこうとすれば、収納スペースもすぐ満杯に。
出産時に増えがちもの
赤ちゃんグッズ(オモチャ、ベビーベッド、服)、子どもにとって安全な家具・インテリア
出産時に減らしたいもの
子どもにとって危険な家具・インテリア、雑貨、使わなくなった赤ちゃんグッズ
【お金とのつき合い方】 子どもにまつわる費用が発生!ただし、まだまだ貯める大事な時期「扶養家族が増えても、子どもが小さいうちはまだ貯めやすい期間。これまでしていなかった節約を始めましょう」(横山さん)。子どもの教育費の積み立てを始めたり、もしもの際に備えて家族のために十分な保障の生命保険に入ったりと、人生設計のための出費が発生。
出産世代の貯蓄の目標:手取りの17%
出産時に増えがちな出費オムツ代、保育費、保険料、住居費、日用品、家具費などが挙げられます。
子ども回りの費用が一気に生じます。生活スタイルが変わって、子どものものの収納のために家具が増えるなど、部屋の様相も変化。子どもを預けやすい地域へ引っ越す場合も。
出産時のものとお金の対策は、ものは循環させ、食費はスリム化すること
子どもが触れないようにものを高い位置に置く、角のとがったものはしまうなど、室内のレイアウトは子ども目線で変更を。
「ものがどんどん増えるので、使わなくなった赤ちゃんグッズは早めに手放し、スペースを確保しましょう」(辰巳さん)
家計は、費目をしっかり見直して引き締めを。
「子どもが小さいうちは食べる量が少なく、外食が減るはずなので、まずは食費のスリム化を。レジャー費や自分のこづかいも抑えましょう」(横山さん)