毎日いちから料理をつくるのは大変。そんなときに便利なのが、時間があるときにつくれて、日もちのするつくりおきです。
料理ブロガーで著書も多数あるスガさんは、20年以上つくりおきを活用して、忙しいなか家族の健康を支えてきました。ここでは、ずっとつくり続けているというリピート率の高いおかずを教えてもらいました。
人気料理ブロガー・スガさんがつくり続けている常備菜レシピ
スガさんが毎週つくっている、健康づくりに欠かせない、ベスト常備菜はひじきを使った「ひじきたっぷり炒り高野」。
豚こま切れ肉のほか高野豆腐やニンジン、こんにゃくが入って、一品で栄養たっぷり。ご飯と合わせて混ぜご飯やおにぎりにしてもおいしいですよ!
●ひじきたっぷり炒り高野
傷みにくくするために、汁気がほとんどなくなるまでしっかり炒り煮にしましょう。
豆腐とあえれば速攻で白あえが完成します。豆腐1/2丁につき、ひじきたっぷり炒り高野大さじ4が目安です。
【材料(4人分)】
・豚こま切れ肉 100g
・ひじき(乾燥) 12g
・高野豆腐 1個
・ニンジン 小1本
・こんにゃく 1枚
・A[だし汁…3/4カップ(または水3/4カップ+顆粒和風だし小さじ1/2) しょうゆ大さじ1と1/2 みりん大さじ1/2 砂糖小さじ2]
【つくり方】
(1) 豚肉は1~2cm幅に切る。ひじきはたっぷりの水に10~15分つけて戻し、水気をきる。高野豆腐は表示どおりに戻し、水気を絞って1cm角に切る。ニンジン、こんにゃくは1cm角に切る。
(2) フライパンに(1)のこんにゃくを入れ、中火にかけてから炒りする。水分が飛んだら(1)の豚肉を加えて炒める。肉の色が変わったら(1)のひじき、高野豆腐、ニンジンを加えてざっと炒め合わせる。
(3) (2)にAを加え、煮立ったらときどき混ぜながら、汁気が少なくなるまで炒りつける。
【保存期間】
冷蔵で5日
ご飯のお供のほか、お酒のアテにもおすすめ!
スガさんがご飯のお供やお酒のアテとして切らさず常備しているのが「おかずなめたけ」。
冷蔵で10日もつ優秀副菜です。一品ほしいときに重宝しますよ!
●おかずなめたけ
エノキダケだけでなく、好みのキノコを加えると、味も風味もアップします。
キノコは水で洗わず、できるだけ手でほぐし、ゆっくりと加熱すると、うま味が引き出せて味もなじみますよ。唐辛子を入れてもおいしいです
【材料(4人分)】
・エノキダケ 2袋
・好みのキノコ(シメジ、マイタケなど) 300g
・酒 大さじ3
・A[しょうゆ、めんつゆ(3倍濃縮)各大さじ1]
【つくり方】
(1) えのきは根元を切り落として長さを3~4等分に切る。しめじは石づきを除いてほぐす。まいたけはほぐす。
(2) フライパンに1を入れ、酒をふってフタをし、弱めの中火にかける。8~10分煮、合わせたAを加えて味をからめる。
【保存期間】
冷蔵で10日・冷凍で1か月
10年以上愛用している万能ダレ
スガさんが10年以上愛用している万能ダレは「スイートチリソース」。
もともとはナンプラーを使ったレシピだったのですが、手軽につくれるようにアレンジ。
しょうゆベースなので、お子さんも食べやすいですよ!
●スイートチリソース
鶏肉のソテーやオムレツにかけると絶品です!
炒めたエビにスイートチリソースとマヨネーズを同量混ぜ合わせると、エビマヨも速攻で完成♪
【材料(つくりやすい分量・約200g)】
・水 1/4カップ
・酢 大さじ4
・砂糖 大さじ3
・しょうゆ、にんにくのすりおろし(チューブ) 各小さじ1
・赤唐辛子(輪切り) 小さじ1(1本分)
【つくり方】
小鍋またはフライパンにすべての材料を入れ、弱めの中火にかける。混ぜながらひと煮立ちさせ、火を止める。
【保存期間】
冷蔵で1か月
●<アレンジレシピ>スイートチリポテト
【材料とつくり方(1人分)】
フライパンにオリーブオイル小さじ1を中火で熱し、皮つきのまま1cm厚さに切ったジャガイモ1個を入れ、両面をこんがり焼く。器に盛り、スイートチリソース適量をかける。
料理をつくる時間はないけれど、おいしいごはんを食べたいし、栄養をしっかり摂りたい! スガさんの新刊『
もっとラクする! 一生使えるつくりおきBEST』(扶桑社刊)では、手頃な食材で簡単につくれて体に優しいレシピ158点を掲載しています。
メインおかずから副菜、スープ、おつまみと盛りだくさんです。ぜひ、毎日のごはんづくりに役立ててくださいね。