まもなく3月になりますが、年末年始の増量から、ダイエットの成果が出せないまま春を迎えようとしている人も多いのではないでしょうか?

ESSE読者252人に「ダイエット」をテーマにアンケートを行ったところ、その多くが冬に太ってしまったと実感していました。
読者の皆さんが涙ぐましく実践しているダイエットの具体例と、正しいダイエットについて、大手前大学健康栄養学部の吉澤みな子さんに教えてもらいました。

体重計を持ちながらお腹をつかむ女性
正月太りを引きずったまま減らない体重…(※写真はイメージです)
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今、どんなダイエットをしてる?読者の自己流ダイエット

まず、「太った」そう思ったとき、みなさんはどんな行動を起こすのでしょうか? 読者の皆さんに聞いてみました。

●がんばりたくない…まずはできることから

「料理を煮込んでいる間にスクワットをする」(36歳・Yさん)
「ブラックコーヒーで血糖値をダウンさせます」(44歳・Mさん)
「自転車や車に乗らず、なるべく歩きます」(48歳・Wさん)
「毎日体重計に乗ってレコーディングします」(50歳・Nさん)

ブラックコーヒーを飲むといったいつもの習慣にプラスする方法は、ダイエットの意識づくりにも効果的かもしれません。

●家族を巻き込んで、挫折防止へ

「休みの日は夫を誘って10km歩きます」(36歳・Wさん)
「Youtubeでヨガを流して、家族全員巻き込んで気まぐれに取り組んでいる」(45歳・Oさん)
「犬と散歩をするときは早歩きをするようにしている」(39歳・Mさん)
「Youtubeを見て、筋トレとエアロビをしています。おかげで2歳の娘がエアロビの曲を口ずさんでいます」(35歳・Fさん)

最近では、YoutubeやSNSにはエクササイズ動画も豊富。見ながらヨガやエクササイズをやっている人も多いようです。お金がかからないことはもちろん、好きな時間にできるのでメリットが大きいよう。

●短期間で痩せるために実践していることは…?

テーブルに並べられたケーキを見る女性
甘いものの誘惑…この敵を倒すのはとっても困難です(※写真はイメージです)

ダイエットの9割とも言われている食事については、糖質制限やタンパク質を意識している人が多いようです。

「白米の量を半分にする」「夜ご飯をプロテインにおきかえ」「晩ご飯は糖質オフを意識したメニューにしています」「みそ汁におからパウダーを入れています」と無理のない方法を実践しています。
もっともダイエットの誘惑になるのが食事。徹底して挑むことが必要です。

「夕食を7時までに子どもと一緒に食べたら、それ以降旦那が夕食をとっても一緒に食べない」(33歳・Aさん)
「ご飯が少ないと感じたときは豆腐か納豆を食べてお腹を満たした」(29歳・Sさん)
「お菓子を食べるデメリット、控えるメリットを紙に書き出すと、食べたい気持ちが失せる」(40歳・Iさん)

●がんばりすぎてリバウンドしてしまった人も…

その一方で、せっかくやせたはずなのに、しっかり戻ってしまった…いやむしろ以前よりも太ってしまったなんて人も。

「1か月みっちり糖質制限と筋トレをがんばって3kg痩せましたが、気づけば続けられなくなってしまって、冬の間に4kgリバウンドしてしまった。今はまたゆるい食事制限と筋トレを始めましたが、なかなか成果が出ません」(38歳・Mさん)
「ずっと甘いものを禁止していましたが、いつまでやるんだろう…と目的を見失ってしまって、反動でパンケーキやラーメンを食べるようになってしまった…。結局やせることができないまま増え続けてしまって、ちょっと諦めムードです」(46歳・Oさん)

成果が出ないと、モチベーションも上がらず。続けていくことの難しさを痛感しているようです。