夏になると流行する子どもの感染症といえば、ヘルパンギーナに手足口病、そしてプール熱。どれもウイルス性で感染力が強いため、正しい予防が大切です。
すべての画像を見る(全1枚)帰宅後や食事の前の手洗いをしっかり行って予防を!
「感染経路は咳やくしゃみなどによる“飛沫感染”と、ドアノブやオモチャなどに付着したウイルスを介する“接触感染”がおもです。帰宅後や食事の前の手洗いがもっとも有効な予防法になります」(かなまち慈優クリニック院長・高山哲朗さん)
プール熱はタオルのシェアで感染してしまうケースも多いので、貸し借りはNG。また、塩素消毒がされていない水遊び場などでは、子どもに水に顔をつけさせないよう注意が必要です。
「夏バテで免疫力が下がっていると、大人も感染してしまう可能性があります。エアコンを上手に使った安眠と、十分な栄養摂取を心がけ、ウイルスに負けない体力を保ちましょう」
●夏にかかりやすい感染症
ヘルパンギーナ
突然の高熱、のどの痛み、口の中やのどの奥に水疱性の発疹ができる
手足口病
発熱に加え、手のひらや足、口の中に水疱性の発疹ができる
プール熱(咽頭結膜熱)
39度以上の高熱、のどの痛み、目の充血や痛み、吐き気、頭痛などの症状がでる