3:ストレス発散のつもりがストレスを加速させることも

飲酒する女性
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ストレス解消として楽しむ人も多い、多量のアルコールや暴飲暴食。これらの刺激が疲れを加速させる原因になることもあるのだそう。

「ストレスって、ネガティブなことだけじゃないんです。楽しくて飲みすぎたお酒も、体にとっては立派な負荷。お酒やたばこ、過度な添加物、辛いものとか、なんでもそうですが、バランスを崩した習慣を長期的に続けていくと、自律神経系がうまく働かないことに。『極端』を減らすことが重要です」

若い頃では、多少飲みすぎてもひと晩寝たらすっきりしていたという人も、年齢を重ねるほどに回復は遅くなりやすいもの。

「ボールや風船を想像するとわかりやすいかもしれません。ストレスを受けてボヨーンとへこんだものが、以前はすぐに戻っていたのに、じわじわとしか戻らなくなる。以前に比べて回復力が落ちていると感じたら、楽しみのためであっても『刺激』は少し減らしてみるのも手です」

暇があったらスマホを見てしまうという人も多い今、加賀谷さんはあえて「暇な時間」をつくることが大事だといいます。

「現代はとくに視覚優位。スマホの画面を上から下までスクロールして目が酷使されている状態。なにもしないのはハードルが高いという人は、ラジオや音楽を聞く、好きな香りのアロマスプレーをかぐなど、視覚以外の五感を働かせてみるのもおすすめです」

疲れを感じたらそのままにせず、日常的にケアを実践するのが大切だといいます。

「疲れの原因を『気合がたりない』せいにしてしまうと、根本的な対処にたどりつけません。『なんとなく疲れている』を放置せず、まず、なにが自分の負荷になっているのかを特定する。それだけで、打てる手は大きく変わってきます」

睡眠、生活習慣、SNSとのつき合い方…一見ばらばらに見えるこれらの要因が、じつは「疲れやすさ」につながっていることも。原因を知ることでケアの仕方はぐんと具体的になります。

加賀谷さんの新刊『精神科医が教える くたくたな脳と心の休め方』では、疲れの現れ方を「思考の疲れ」「感情の疲れ」「意欲の疲れ」の3タイプに整理し、チェックリストで、自分が今どのタイプの疲れに偏りがちなのかを見える化。そのうえでタイプ別の具体的な疲れの解消法を紹介します。ぜひチェックしてみてください。

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