こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。
金沢旅行で心惹かれた山中漆器
少し前に金沢に旅をした際、地元の方におすすめいただいた鉄板焼き屋さんを予約しました。
料理と器、素材(とくにお野菜)、シェフとの会話、どれもが楽しくて、いい夜でした。
なかでも、私が心ひかれたのがひとつの器。
山中漆器です。
その日の日中、私は、能登半島の“輪島”を訪れていました。
すてきだとは思いつつ、輪島塗りの高級さには手が出ません。ものすごくすばらしいのですが、「それでカレーとか食べられますよ」と言われる器が、2万円以上…。イヤイヤ、ちょっと欠けてもショックしかないです。
ただ、美しいことは本当に美しいのです。
日中にそんな経験をしていたところで、お料理をのせて出していただいたのが、山中漆器。持ってみたら、ビックリするほど軽い。しかも、何度も洗って、端から色が抜けても、それが味になるのだそう。
少々雑な、私向きです(笑)。
翌日、探しに出かけ、同じものを見つけました! うれしかった~。
買っちゃいました!
私が好きなのは、この「木目」と「色」。
お店の方が、「サラダとかのせても合いますよ」と。はい、わかる気がします! 赤とグリーン、絶対合いますよね。
帰宅後、母に茶そばをのせて出したら「まー、きれいね~」と。いつものおそばも、器で格上げです。
箸置きは、九谷焼。キュートさが好きです。