暑い夏。少しでも料理を時短化して火に接する時間を減らしましょう。
冷蔵庫収納家の福田かずみさんは、冷蔵庫保存する調味料を「合わせ」にすることで料理の時短化を図っているのだとか。今回は、「冷蔵庫に置いておきたい合わせ調味料」について伺いました。
お料理が苦手な人にもおすすめ。合わせておくと便利な調味料
料理をスムーズにするための時短テクニック。今回は料理の味つけで使う調味料について紹介します。
たとえば、肉ジャガ。
甘辛味が人気の日本の代表的なお総菜ですね。味つけには、しょうゆ・みりん・酒・砂糖を使うことが多いと思います。
調味をするときは、毎回それぞれの調味料を出して計量し味つけをするのですが、ときには味が決まらず、甘すぎてしょうゆをたしてみたり、今度はしょっぱすぎて甘みをたしてみたり。
そんなこんなで、毎回味が違う…ということも。
そこで、よく使う甘辛味の調味料はあらかじめ合わせておき、冷蔵庫に常備しておきましょう。
●基本の合わせ調味料と甘口合わせ調味料のレシピ
まずは、「基本の合わせ調味料」を紹介します。
【材料】
・しょうゆ 180ml
・みりん 180ml
・酒 180ml
続いて「甘口合わせ調味料」のレシピです。
【材料】
・しょうゆ 180ml
・みりん 180ml
・酒 90ml
・砂糖 大さじ5
こちらの調味料は、ただ合わせるだけ。煮きる必要もありません。
砂糖を入れた場合は、溶けるまでよく振ってください。
基本の合わせ調味料は、すべて1:1:1になっています。
甘みは、みりんのみですので、ほんのり優しい甘さ。
甘口合わせと比べると酒の量が多く、とくに煮物系の料理に向いています。
一方、甘口合わせは、しっかりと甘さを感じられる配合になっています。
●甘口合わせ調味料を使った鶏の照焼きレシピ
では、ここで「甘口合わせ調味料」を使って鶏の照焼きをつくってみましょう。
【材料(1人分)】
・鶏もも肉1枚
・ゆでたブロッコリーとニンジン(お好みで)
・甘口合わせ調味料 大さじ2
【つくり方】
(1) 鶏もも肉1枚は、塩をして、皮目を下にフライパンへ。
弱火(IHクッキングヒーターの場合は火力2)で15分程、じっくりと焼く。
(2) 皮がカリカリに焼けたら、出てきた油を除く。
(3) ひっくり返したら、
甘口合わせ調味料大さじ2を注ぐ。
(4) 2~3分程煮て、火をとおす。
(5) いったん取り出し、残った煮汁を煮詰め、鶏肉を戻しタレを絡める。
このとき、火から下ろした鶏肉は、余熱で優しく火がとおり、ふっくらとおいしくなります。
(6) 鶏肉をカットし、ごはんにのせ、タレをかける。
ゆでたブロッコリーとニンジンを添えて、鶏の照焼き丼になりました。