片付けサービスは予約開始1分で満席、これまで3400人もの家を片付けた、おうち片付け専門家の香村薫さん。そんな香村さんが普段は有料で提供している「書き出す片づけ」は、片付けが苦手、リバウンドを繰り返す、忙しい…そんな人にこそぴったりのメソッドです。必要なものはなんとペンとノートのみ! 今回のメソッドは「本」の片付けをご紹介します。
すべての画像を見る(全3枚)「本」は自分の好奇心と向き合い、楽しみながら片付ける
本といっても、寝室でじっくり読みたい小説、キッチンで開くことの多いレシピ本、仕事で使うビジネス書など、種類はさまざま。
まずは、本に対してどのように向き合いたいのか、言葉にすることから始めましょう。そのあと、もっている本をすべて撮影します。
これによってわかるのは、理想と現実。本当は小説が好きなのに、もっている本は仕事関係のものばかりで驚くかもしれません。あるいは、予想外に増えていたジャンルの本を見て、隠れた好奇心に気がつくことがあるかも。
こうして見えてきた現状をもとに、残す本を無理なく決めていきましょう。
<ステップ1>ゴールを決める
どのような条件の本を残したいのかを考えることで、片付けの正解が見えてきます。
●残したい本の条件を書く
「〇冊残す」と数で考えずに、残したい本を内容や条件などで選ぶと後悔がありません。「心が動いた」、「10年先も読み返したい」、「苦手なお金について学ぶもの」など、条件を3つほど言語化しましょう。
<ステップ2>数える
ジャンルごとに数えて、読書傾向を探ります。自分の興味がある分野を知るきっかけにも。
●1:写真を撮る
リビングにあるビジネス書や寝室にある小説、キッチンにあるレシピ本まで、すべて撮影しましょう。
●2:ジャンルごとに本を数え読破率を考える
写真を見ながら本を数え、ジャンルの読破率を書きましょう。ステップ1で決めた条件と照らし合わせ、手放すものを決定。読破率の低いジャンルは、今後の本の買い方の見直しのヒントに。