ガソリン代、駐車場代などの毎月かかるお金以外にも、まとまった金額が必要な車検や税金などもあり、車の維持には結構お金がかかるもの。
かつては、家計管理に悩んでいたという節約ブロガーのhanaさんも、自家用車のコストに悩んでいた一人。税金や車検などの金額の大きい支払や、管理がしにくいガソリン費は、「家計管理の敵のように思っていました」。そんな自家用車の維持費ですが、ある管理方法を採用したところ、“恐怖の支払い”が楽しみにすらなったと言います。hanaさんが考え出した、とっておきの管理術を伺いました。
年間100万円貯める主婦の「3ステップ 車費管理術」
3ステップでできる!支払いが怖くなくなる車費管理術
「『支払いが楽しみ』と感じられるようになるには、『支払いを見越してしっかり積み立て』することが大きなポイント。先を見越してコツコツ積み立てていけば、税金の納付書すらも、『怖い物』ではなく『単なる確認作業』、さらには『早く納付しちゃって達成感味わいたい』と思えるようになります!」(hanaさん)。やり方は、以下の3ステップだけ。それぞれ詳しく説明していきます。
●STEP1・車関連費の項目を箇条書きにすべて書き出す
どんな費目が必要か、それぞれのケースに合わせて、インターネットなどで調べてみましょう。
[車の維持費(hanaさんの場合)]
・駐車場代
・ガソリン代
・任意保険
・車検費用
・自動車税
・オイル・エレメント費
・そのほかのメンテナンス費
・タイヤ購入費
・修理代
・買い替え費用
●STEP2・振り分けた予算の管理場所を決める
生活費から、貯金から、積み立てから、ボーナスからなど各項目ごとに支払い場所を決めます。わが家の場合はこのように設定しています。
【自家用車の維持費】<生活費から払うもの 目安:毎月>
・駐車場代
・ガソリン代
<積み立てるもの 目安:数か月から2年以内>
・任意保険
・車検費用
・自動車税
・オイル・エレメント費
<貯蓄から払うもの 目安:数年から10年>
・そのほかのメンテナンス代
・タイヤ購入費
・修理代
・買い替え費用
STEP3・各項目に予算を立てる
年払いのものは、金額の単位を月に直し、毎月いくら積み立てるか決めましょう。わが家の車費積み立てです。 ※軽自動車と普通自動車の2台
【自家用車の維持費(月単位に直したもの)】<生活費から払うもの>
・駐車場代 0円
・ガソリン代 6000円
<積み立ているもの>
・任意保険 8333円
・車検費用(÷2年) 6250円
・自動車税 4167円
・オイル・エレメント費 1000円
→ 上記の合計が19750円なので、毎月2万円積み立て
<貯蓄から払うもの>
・そのほかのメンテナンス代
・タイヤ購入費
・修理代
・買い替え費用
積み立ては、アプリや口座や家計簿上で管理してもいいですが、私はファイルケースを使って現金で毎月積み立てています(最初の写真参照)。お札の枚数やファイルの厚みで確実に貯まっている実感が湧き、節約貯金の成果が目に見えて分かるので、お金の使い方に自信が持てるようになりました。
重要なポイントは、積み立て金はすでに支払ったつもりになること。毎月の貯金額には含めないということです。最初から貯金額に含めていなければ、出費のたびに貯金額が大きく変動することはありません。いざ支払うときに、手元の貯金に影響のない積み立て金が貯まっている!! 今までがんばってきたやりくりの成果が目に見えてわかり、うれしくなっちゃいますよ。
貯金額の乱れは、心の乱れと大きくリンクするような気がします。年1回など、頻度が少なく金額の大きな支出ほど、貯金額に影響が。先回りして積み立てておけば、大きな出費があっても、当たり前に黒字家計になります。お金がない!と不安になるのは、心にも悪影響! 先回りの習慣をぜひつくってみませんか。
石川県在住、30歳。夫(30歳)、長女(3歳)、長男(1歳)の4人家族。現在、3人目を妊娠中。節約ブログ「
ずぼら節約主婦ドットコム|hanaのお金ブログ」を更新中。