ペットの柴犬の写真をX(旧Twitter)に投稿し続け、その自然体のかわいさが人気となっている@inu_10kg。ESSEonlineでは、飼い主で写真家の北田瑞絵さんが、「犬」と家族の日々をつづっていきます。第84回は「犬の愛おしいパーツ」について。
すべての画像を見る(全11枚)なにをしても“かわいい”犬
私が犬にむかって「かわいい」を投げかけていると、よく母からなにをしてもかわいいのかと言われる。昨日は犬がスロープのすき間に頭を突っ込んで寝ている姿を愛でていたときに、また言われた。
犬は昔からすき間に挟まりたがる。クッションと壁のすき間、ゲタ箱の下…でもすき間によってはマズルだけが入って止まっている。そういうところも、私のツボなのだ。
私にそんなふうに言う母も、犬の一挙手一投足に目じりを下げるひとり。「私が寝てたら、知らん間に犬ちゃんが身体くっつけてきて、一緒に寝とったんやで」そんな報告を何年も変わらず、今もうれしそうにしてくれる。
よく言っているのは、散歩のとき、犬がどんどん前に進んでいく姿もかわいいらしい。お互いさまやんなぁ。
散歩時の犬について、私もツボがあるから聞いて。歩くときに腕を上げて下ろす、その一連の動きのなかで関節が曲がってくの字になる瞬間がある。それが、好きで。
歩いているときがいちばん好きだが、立ち上がったり腕を上げたときにも曲がって“く”になるのもいい。
伏せている体勢から、少し上体を起こしたときに“く”になっていたらレア。ラッキー。
手で言えば、あごの下に置いていると、腕のつけ根がふくらんでいるのも魅力的。犬の身体は引き締まってもいるし、同時にむちっとしたやわらかさもある。