67歳の母と92歳の祖母の暮らしを映したYouTubeチャンネル「Kuro-北国の暮らし」で人気のkuroさん。ここでは、92歳でひとり暮らしをしている祖母の様子をご紹介します。今回は、何歳になってもおしゃれを楽しむ祖母のこだわりファッションについてお伝えします。

祖母
フェリシモで購入したワンピースを着て。(『北国の暮らし 今を豊かに生きる家しごと庭しごと』(KADOKAWA刊)より。撮影:亀畑清隆)

着る服を選んで身なりを整えると気分が高まります

年を重ねても、おしゃれしていたい気持ちはずっともっています。お出かけするときはもちろんのこと、家の中で過ごすときも庭を散歩するときもおしゃれを楽しめたらすてきです。

明るい色の服を着た方が気分的に明るくなるから、色にはすごく気を配っています。好きな色は赤やピンク系です。若いときは肌にくすみやシワがないので黒・茶・グレーといったシックな色が似合っていました。でも、年を取るとシワが目立ち、肌の色ツヤもなくなるので逆に明るい色が似合うように思います。

普段は1年を通して袖なしのロングドレスに、ストレッチ性のある長袖のTシャツを着ることが多いです。ロングドレスはウエストを締めつけないのでとてもラクな着心地です。

Tシャツは20年、あるいはそれ以上前に購入したものも愛用していて、赤、青、白、ピンク、カーキ、パープル、ベージュなど、とりどりの色のものを10枚ほどもっています。Tシャツはシンプルで流行もなく、何度洗っても型崩れもないですし、色あせないのでとても重宝しています。

靴は、腰痛で腰を曲げられないので、立ったまま脱ぎ履きできるかかとの低いパンプスに決めています。

若い女性向きのブランドも年齢に関係なく楽しむ

YouTube動画で着ているローズカラーのロングワンピースは通販会社フェリシモで取り寄せました。孫娘が「フェリシモっておもしろいよ」とカタログを見せてくれて、すてきなワンピースがあることを教えてくれたのです。

若い女性向きのブランドだと思いますが、年齢に関係なく好きな服を着て楽しむようにしています。同じデザインで、ローズ、ライトグリーン、ライトグレーの3色を気分に合わせて着ています。少し厚手の木綿なので、スリーシーズン着られるのもいいですね。

着るワンピースが決まったら、中に着るTシャツや靴下、靴を選んでいくことにしています。ちぐはぐな格好にならないように、全体的な色のバランスを考えて選ぶことを心がけています。

孫が遊びに来ているときは「どの色がいいかしらね?」とアドバイスをもらうことも。「おばあちゃん、ピンクが似合うね」などと言われるとうれしいものです。人にお会いするときは、おしゃれにいつも以上に気合いを入れるのも楽しいです。

アクセサリーとスキンケアで気持ちを明るく

私はアクセサリーが大好きで、イヤリングで耳もとを飾るときも、ピンクのワンピースなら、ピンク色のクラシックなイヤリング、といったように、服装に合わせて選ぶようにしています。

お肌のお手入れは、お水で顔をサッと洗って、オールインワンクリームを顔全体に塗っておしまいです。洋服もお肌のお手入れも1日の自分をスタートさせるものでしょう。これからも楽しむつもりです。

※ この記事は『北国の暮らし 今を豊かに生きる家しごと庭しごと』(KADOKAWA刊)より一部抜粋、再構成のうえ作成しております

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