お盆は、家族が集まる機会や実家に帰省することが増える季節です。このタイミングで、家の中を少し整えてみるのはいかがでしょうか? 来客を気持ちよく迎えられるだけでなく、自分自身もストレスなく過ごせるようになります。今回は、カナダ在住のブロガー筆子さん(現在60代)の「お盆前に見直すべき場所」を5つ教えてもらいました。どれも手をつけやすく、効果を実感しやすい場所ばかり。無理なく少しずつ取り組むことで、心地よい空間をつくり上げていきましょう。
1:玄関
玄関は、家族も来客も必ず通る場所です。小さなスペースなので、短時間で片付けることができます。使っていない靴が並びっぱなしになっていたり、壊れた傘が下駄箱の隅にたまっていませんか?
靴は普段履くものだけをたたきに出しておきましょう。そのために、ゲタ箱の中にある季節外の靴や存在を忘れていた靴を見直してください。似たような靴や、あまり履かない靴は数を絞った方がいいでしょう。
傘も増えやすいものの1つです。骨がゆがんだものや、使い心地の悪いビニール傘は処分の対象に。
また、使っていない紙袋やスポーツ用品など、玄関に置く意味がないものも取り出してください。玄関の床やたたきがスッキリすると、家全体の印象もよくなります。
2:仏壇・季節飾り
お盆を前にしたこの時期、仏壇がある家庭では、掃除をしてお供えの準備をすることも多いでしょう。ロウソク、線香、花立て、香炉、果物用のお皿など、日頃はあまり意識しない仏具のなかには、使っていないものや、古くなったものが意外と残っているかもしれません。
仏壇がない家庭でも、季節ごとの飾りやインテリア(玄関のしつらえや、床の間の置き物など)を見直すよい機会です。季節外れの飾りがそのままになっていませんか? 仏壇のある和室に、大昔の賞状が飾ったままというのもよくあることです。
飾りものはとかく過剰になりやすいので、数を絞った方が暑苦しくなりません。使わない飾りものは潔く手放しましょう。
3:来客用の布団・タオル
親戚や友人が泊まりに来る予定があるなら、来客用の布団やタオルの準備を早めにしておきましょう。しまっている布団をいざ使おうとしたら、湿気を吸ってカビくさくなっていた…ということもよくあります。
まずは、収納してある布団や毛布を1枚ずつ広げて、状態を確認してください。必要に応じて干す、カバーを洗う、防虫剤や除湿剤を新しいものに交換するなどして、気持ちよく使えるように整えます。
同時に、もう使わない布団やシーツがムダに場所をとっていないか確認するといいでしょう。古くて重い客布団、黄ばんだタオルなどは、処分してもいいかもしれません。私は、古いタオルはすべてウエスにして掃除に使っています。