薄着になるこの時季、気になる自分の体型。ダイエットをしてみたものの、なかなかやせずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。年齢を重ねるとなかなかやせにくくなりますが、ダイエットカウンセラー・食生活アドバイザー、そして体質別ダイエット診断士をもつおにゃさんによると「ダイエットの勘違い」をしている場合があるそうです。今回は3つ教えてもらいました。

お腹をつまむ女性
ダイエットで勘違いしている「3つ」のこと(※画像はイメージです。画像素材:PIXTA)
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年齢を重ねるとやせにくくなるけれど…

「昔はちょっと食事を減らすだけで、すぐに体重が戻った」「1日1食にしてもやせない」「プロテインと野菜中心でがんばっているのに、全然効果がない」など、日々そんな声をたくさん聞きます。

たしかに50代は、ホルモンバランスや代謝の変化を大きく感じやすい世代。だからこそ、若い頃と同じ感覚でダイエットをしても、効果が出にくくなるのは当然です。

しかし、それ以前に、じつは「そもそもが間違っている」まま努力をしている方がとても多いのです。今回は、これまで600人以上の50代女性の食改善をサポートしてきた私が、とくに多いと感じた「ダイエットの勘違い」を3つご紹介します。

それを知るだけでも無駄な努力が減り、食費もムダになりません。食べてやせるための第一歩にぜひお役立てください。

勘違い1:カロリーさえ抑えればやせる

食べるものを選ぶときに、「カロリー控えめなレシピ」「低カロリー」といったワードに安心していませんか? でも、50代からのダイエットで必要なのは“カロリー制限”ではなく“栄養の質”なんです。

たとえば、100キロカロリーのポテトチップスと、同じカロリーの納豆+ブロッコリー。同じエネルギーでも、体の中での働きはまったく違います。

前者は糖質・脂質・塩分が多く、血糖値を乱高下させやすい食品。一方、後者は腸内環境を整える発酵食品と食物繊維の組み合わせ。体脂肪が燃えやすい体づくりを助けてくれます。

さらに、カロリーばかりを気にして食事量を減らすと、筋肉量が減って代謝が下がり、かえって太りやすくなることも…。食事は「量」ではなく、「内容」で見ることが大切。50代からの賢いダイエットは、そこからスタートですよ。

<よくある失敗例>

・カロリーゼロのゼリーや炭酸水で空腹をごまかす
・朝ごはんを抜いて1日2食にしてしまう
・サラダとみそ汁だけの夜ごはんですませてしまう