気温が高く洗濯ものがよく乾く夏。洗濯に向いている季節かと思いきや、ちょっとした習慣が知らないうちに衣類を傷めたり、洗い残しの原因になっていることも。大切な衣類を守りつつ、しっかり汚れを落とす「正しい夏の洗濯術」を、クリンネスト1級のせのお愛さんが解説します。
すべての画像を見る(全5枚)日なたには干さない!強い日差しから衣類を守る
夏は日差しが強く、長時間の天日干しは繊維が劣化する原因になります。とくに、色あせが気になる黒や紺など濃い色の服、柄ものは注意が必要です。
干すときは、風とおしのよい場所で陰干しにするか、室内干しにしましょう。気温が高い今の時期なら「窓を開けて風をとおす」「扇風機を使う」などの工夫で、室内干しでもしっかり乾きますよ。
衣類同士の間隔をこぶし1つ分あける、厚手のものは裏返す、タオルは両端をずらして干すなど、干し方を工夫することも大切です。
とはいえ、お日さまに当てて干すと気持ちがいいのも事実。その場合は、午前中の短時間だけ天日干しにするなど、早めに取り込むようにしてくださいね。
夏の汚れは「すすぎ2回」が基本。つめこみすぎもNG
夏は汗や皮脂の分泌が増える分、洗濯ものの汚れも落ちにくくなります。汚れの洗い残しは、黄ばみやにおいの原因に。
洗濯ものはつめこみすぎず、7~8割にしましょう。洗濯槽の内側が見えるくらいの量が目安です。洗剤が全体に行き渡り、しっかり汚れを落とせますよ。
また、すすぎは1回ではなく2回がオススメ。残った洗剤や汚れをきちんと洗い流すことで、黄ばみやにおいを防げます。