今が旬のトウモロコシ。皮つきで売られていることが多いですが、実の部分以外の皮やヒゲは捨ててしまうという方もいるのではないでしょうか? じつはそれ、栄養が詰まっているほか、アレンジ次第でおいしく食べることもできちゃうんです。今回は、農家の娘として旬の野菜レシピを発信しているセリナさんに、トウモロコシのおいしい選び方や食べ方、ヒゲと皮を活用したレシピを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)トウモロコシの旬と選び方
トウモロコシの旬は6〜9月頃。なかでも甘さがぐんと増すのは、7〜8月の盛夏の時期です。
皮つきで売られている場合は、皮の緑が濃くてツヤがあり、ヒゲが茶色く変化しているものを選びましょう。茶色いヒゲは完熟のサインです。
じつはこのヒゲ、1本1本がトウモロコシの粒とつながっていて、ヒゲの本数=粒の数なんです。つまり、ヒゲがたっぷりついているものほど、実がぎっしり詰まっている証拠なんですよ。
トウモロコシは収穫から時間が経つほど、甘味が落ちていきます。時間の経過とともに糖分がでんぷんに変わっていくため、できるだけ朝どれなど新鮮なものを選ぶのがおすすめです。
トウモロコシのおいしい食べ方は、ゆでよりチン!
購入したらすぐに加熱をすることで、甘味をキープできます。私のおすすめは、皮をむいてラップで包み、電子レンジで加熱する方法。
ゆでたり蒸したりするのも定番ですが、夏はなるべく火を使いたくないですよね。その点、レンジなら暑さを気にせず、短時間で手軽に調理できるのが魅力です。
さらに、水でゆでると栄養が流れ出てしまう心配もありますが、レンジ加熱なら栄養もそのまま閉じ込められますよ。
加熱の目安は、トウモロコシ1本につき600Wで約4〜5分。途中で一度上下を返すと、加熱ムラが防げてより均一に仕上がります。加熱後は、ラップをしたまま少し置いておくと蒸気でさらに甘味が引き立ち、ふっくらジューシーな仕上がりに。
粗熱がとれたらラップに包んだまま冷蔵庫に入れてください。