夏になると、家の床がベタベタしたり、不快に感じたりすることはありませんか? ESSEフレンズエディターのメンバーで整理収納コンサルタントの奥田明子さんは、かつて家事代行サービスで掃除の仕事をしていた経験があり、そのときに培ったノウハウで、今は自宅の掃除がグッとラクになったと言います。今回は、暑い夏を快適に過ごすためのお手軽な掃除のコツをご紹介。とくに、夏に気になりがちな床掃除を中心にお届けします。

築17年経ったキッチン
築17年経ったキッチン
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気になる床の汚れ、最初にやることは?

まずは掃除機
まずは掃除機をかけて、ホコリや細かいゴミをとるのがおすすめ

汗をかいたり、素足で過ごすことが増える夏は、いつも以上に床の汚れが気になります。

ベタベタした床をきれいにするために、つい最初にウェットタイプのフローリングシートを使いがちですが、じつはこれがNG! まずは最初に、「掃除機をかけること」が大事なのです。

その理由は、ホコリが残ったまま水ぶきしてしまうと、水分を吸ったホコリが床にへばりつき、かえって掃除が大変になるから。なので、まずは先に掃除機でホコリをしっかり取り除いてから水ぶきするようにしましょう。この手順だと、結果的に時短にもつながりますよ。

キッチンの床は、酸素系漂白剤でベタベタとおさらば

酸素系漂白剤
酸素系漂白剤を使用した掃除がわが家には合っていました

とくにベタつきが気になる、夏のキッチンの床。これまでさまざまな洗剤を試してみましたが、わが家は酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使った掃除が効果的でした。

酸素系漂白剤とお湯
酸素系漂白剤とお湯ですっきり

酸素系漂白剤の使い方について、わが家では、「40~50度のお湯500ccほどに、過炭酸ナトリウム小さじ2分の1を溶かして使用する形」がベストだと感じています。注意点として、液を溶かす際には金属製の容器を避けると安全です。

お湯でしっかりと溶かしてから床をふくだけで、ベタつきも汚れもすっきり。さらに丁寧に仕上げたい場合は、最後にもう一度水ぶきを行うとよいでしょう。このような手軽な方法で床の汚れやベタつきがすっきりするので、ぜひ試してみてください。

マイクロファイバーのクロスや使い古しのタオルでもOK
マイクロファイバーのクロスや使い古しのタオルでもOK

ちなみに、わが家の床材は入居時から10年間はワックス不要のタイプでした。築17年が経った今では少しずつキズや落ちない汚れが目立つようになってきましたが、それでも、できるだけ丁寧に手入れをして、長もちさせたいと思っています。