「先回り」を意識することで、自宅にある道具を使い、最小限の体力でカビ対策をするアイデアを紹介します。夫と子ども2人の4人家族、暮らし評論家の大木聖美さん(50代)のケースです。ここでは、大木さんが実践している浴室、ゲタ箱、窓のカビ予防&掃除について語ります。
すべての画像を見る(全5枚)1:フローリングワイパーで浴室の天井を除菌
浴室は、床やゴムパッキンなど目につく部分に加え、じつは天井もカビが発生しやすいです。普段なかなか気づきにくいからこそ、定期的に掃除とカビ対策をするよう心がけています。
やり方はとても簡単。フローリングワイパーの先に除菌スプレーを吹きかけた使い捨てシートをつけて、さっとふくだけです。ゴシゴシこすらなくても、天井全体の除菌ができます。週に1度できれば理想ですが、月1回でも効果があると感じました。
2:ゲタ箱を片付けることで湿気防止に
ゲタ箱は、普段から必要以上の靴やものを置かないように余白をつくることで、湿気がこもりにくくなり、カビを抑制することができます。
さらに私は、季節の変わり目やにおいが気になったときに、一度すべての靴を出して、棚板をアルコールスプレーなどで拭き掃除しています。その際、新聞紙を敷いたり除湿剤を置いて、湿気対策をアシストするのもおすすめです。
ゲタ箱の掃除と整理をすることで、カビ対策以外にも、しばらく履いていない靴を見直すきっかけにもなります。