梅雨も明け、一気に蒸し暑くなってきた今日この頃。「今年も梅仕事できなかった…」と落ち込んでいるそこのあなたに、朗報です! 今回は購入した梅干しでも大丈夫&時季を選ばずにできる「梅仕事」をご紹介。『120年続く梅農家が教えたい まいにち梅づくし生活』から一部抜粋し、2レシピご紹介します。

梅
時季を選ばずできる、「梅仕事」2選をご紹介。写真は、手づくりの万能調味料「梅醤(うめびしお)」
すべての画像を見る(全13枚)

梅でつくる万能調味料

120年続く梅農家の5代目であり、梅ボーイズとしてYouTubeで活躍する山本将志郎さんがまず教えてくれるのは、おばあちゃん秘伝の味。2つの材料で1年じゅう楽しめる梅仕事は、これだけで味が決まる万能調味料です。

●梅醤(うめびしお)

【材料・用意するもの】

  • 梅干し(塩分18%) 種をのぞいて100g
  • 砂糖(てんさい糖またはオリゴ糖、はちみつ) 60g(種をのぞいた梅干しの60%) ※梅干しの塩分15%の場合は50g(種をのぞいた梅の50%)に調整する。
  • 鍋(ホーロー、土鍋、テフロン加工のもの)
  • 木べらまたはゴムべら
  • 保存容器(ガラスやプラスチックのもの)

【つくり方】

梅

(1) 手で梅干しを潰すようにしながらトゲに注意して種を取りのぞき、重量を測る。

★POINT 皮が破れていたり、古くて乾いてしまった梅干しでも問題ありません。

梅

(2) 鍋に(1)の梅干しを入れ、中火にかける。へらでかき混ぜながら1分ほど加熱する。

梅

(3) 果肉がなめらかになったら弱火にして、砂糖を加える。焦げないようにかき混ぜながらさらに1分ほど加熱する。

梅

(4) ふつふつしてきて、テリが出たら完成。

梅

(5)熱いうちに清潔な保存容器に詰める。すぐにフタをして、粗熱が取れたら冷蔵庫で保存する。