「あれば便利」は「なくてもOK」と割りきる

橋
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ちょっとしたお出かけでも旅行でも、持ち物はこんなときに便利かもとか、もしものときに困るからとか、思いつくだけどんどん増えていってしまいがち。でも、「こんなとき」も「もしものとき」も、現実にはあまりやって来ないものです。

たとえば、生理用品。突然来たらどうしようと思って、バッグのなかのポーチに数セット入れっ放しということはありませんか? 先日のこと、もしもどころか絶対に必要なのに忘れてしまい、出かけ先で気づいてかなり焦りました。

ところがあったんですよ、出かけ先に。たまたま入った飲食店のトイレに無料で用意されていました。アメリカでは、たまにこういうことがあります。日本でも、トイレに自販機が設置されている場所は少なくないですよね。よほどの僻地でもない限り、いざとなったらコンビニ、ドラッグストア、スーパーなどにも寄れるはずです。

正直、日本にいた頃は今のように身軽で出かけようものなら、不安しかありませんでした。なんでもかんでもつめ込んでいたバッグはとても重くて、のちにセラピストに言われるまで肩こりもちだと自覚がなかったほど、私の肩は常にガチガチでした。

アメリカで暮らすうち、重いバッグを手放せた私。以前より歩く距離が自然に増え、フットワークまで軽くなったように思います。最近は、「ここに新しいお店ができてる!」なんて、近所を再発見する街歩きの時間を楽しんでいます。