湿度が高く、ジメジメした空気が不快な今の時期。とくに玄関は、靴や傘の置き場ということもあり、湿気やにおいが気になるスペース。放っておくとカビの温床になる可能性も…。今回、家事代行サービスを提供する株式会社ベアーズで教育担当を務める野口志保さんに、玄関スペースの湿気対策について教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)湿度がこもりがちな玄関での「NG行動」とは?
湿度が高く、ジメジメしたこの時期、玄関や玄関にある靴や傘の取り扱いで避けた方がいいことは?
●1:靴を濡れたまま靴箱にしまう
濡れたままの靴をそのまま靴箱にしまうのは絶対に避けましょう。カビや雑菌が繁殖し、においや劣化の原因になります。
●2:傘を傘立てに差しっぱなしにする
使った傘をそのまま傘立てに差しっぱなしにして放置するのはNG! 水滴がたれ続けて玄関に湿気が充満するだけでなく、傘の骨や生地の劣化、カビの原因にもなります。濡れた傘は放置せずに、できるだけ早くお手入れすることが大切です。
●3:靴箱を長時間密閉する
靴箱の扉を常時閉めて、長時間、密閉した状態にしておくこともNG。湿気がこもってカビやにおいの原因になります。
雨に濡れた靴のケア方法
雨に濡れた靴を玄関に置いて自然に乾くのを待っている人も少なくないのでは? しかし、濡れた状態で放置するのも、カビやにおいの原因になるため、厳禁。適切に丁寧なケアを行っておくことで、靴が長もちします。
ここでは、濡れた靴のケア方法をご紹介。
●1:乾いたタオルで水分をしっかりふき取る
まず、乾いたタオルで水分をしっかりふき取りましょう。靴の中にしみた水分も可能なかぎり、吸い取ってください。
●2:新聞紙やキッチンペーパーなどを詰める
靴の中に新聞紙を詰めて湿気を吸収させ、可能なら数時間おきに交換します。新聞紙がなければ、キッチンペーパーなどの吸水性のある紙でも代用できます。
●3:風とおしのよい日陰で乾かす
直射日光は避け、ベランダの陰など、風とおしのよい日陰でしっかり乾かしてください。靴用の除湿剤や靴乾燥機を活用したり、扇風機の風を当てるのも有効です。