YouTube「60歳からの幸せライフ」で人気のライフさんは、50代のころ、「もっとがんばらなきゃ」「こうあるべき」と、自分を追い込んでいたそう。ですが、自分の「本当はもう疲れている」「もう十分がんばってきた」と素直になれたことで、暮らしも心もずっとラクになったと言います。今回は、そんなライフさんが「50代で手放してきた考え方」を5つ教えてくれました。
すべての画像を見る(全7枚)「気づいたときが、手放しどき」
50代に入って間もないある日、ふと「私はなんのためにこんなに急いでがんばっていたのかな」と思った瞬間がありました。朝から晩まで家事をこなし、周囲に気を配り、年齢に抗うように見た目にも気を使っていたのです。
でもあるとき、鏡の前でふっと手を止め、「もういいかな」と思えたのです。
そこから私は、「無理をしない」「全部を抱え込まない」「人の目を気にしすぎない」ことを、少しずつ心がけるようになりました。
1.他人と自分を比べること
SNSを開けば、すてきな暮らし、華やかな日常。以前の私は、それを見るたびに「私もなにかしなきゃ」と焦っていました。
でも、ある日スマホを閉じて、目の前の庭に咲いた花に目を向けたとき、「私は私の暮らしを大事にしたい」と思えたのです。
“だれかの正解”に惑わされず、自分の歩幅で歩くこと。それが、心地よさにつながりました。50代で、他人と自分を比べるのをやめたことは、本当に大きな変化でした。
2.「こうあるべき」の思い込み
自分では意識していなかったものの、50代を振り返ってみると、「主婦とはこうあるべき」「母親とはこう振る舞うべき」といった考えに、いつの間にか縛られていました。
家事はきちんとこなすべき、人に迷惑をかけないようにするべき、そんな小さな“べき”が日常の中にいくつも潜んでいました。
けれど、「今日はここまででいい」と自分を許すようになってから、暮らしにも心にも、ゆとりが生まれたように思います。
だれかの基準ではなく、「私が心地よいかどうか」を軸に考えることの大切さを、50代になって初めて実感しました。
3.だれかに認められたい気持ち
50代の私は、「ちゃんとしていると思われたい」「がんばっていると気づいてほしい」と、心のどこかでいつも人目を気にしていました。
でも実際には、だれかの「すごいね」より、自分で「よくやった」と思えることの方が、ずっと自信になると気づきました。
今は、朝きちんと起きた、草取りをした、好きなお茶を淹(い)れた。そんな小さなことでも、達成できれば自分で自分をほめる。そんな習慣をもつようになりました。