「顔がたるんだ気がする」「やせたのに老けて見られる」…年齢とともに体型の変化を感じていませんか? ダイエットカウンセラーで食生活アドバイザー、体質別ダイエット診断士の資格をもつおにゃさんによると、やみくもに体重だけを落とすダイエットは、肌のハリや髪ツヤを奪い、結果的に“老け見え”してしまうこともあるそうです。40代以降にとくに必要なのは、体重と一緒に若々しさも守るダイエット。今回は、老けずにやせるための「食べ方のコツ」を教えてもらいました。

食事中
食べ方を変えてダイエットは無理せず(※画像はイメージです。画像素材:PIXTA)
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「見た目年齢」は食べ方で変わる

老けて見える原因としてよく挙げられるのは、「筋肉と肌のハリの衰え」です。食べないダイエットをすると、脂肪だけでなく、筋肉やコラーゲンといった大切な成分まで減らしてしまうため、見た目が老け込む結果につながることがあります。

一方で、正しい食べ方を続ければ、体の内側から若々しさや健康を維持することができます。ポイントは、「必要な栄養を十分にとること」と「血糖値の急激な上昇を避けること」の2つです。

1:タンパク質は毎食「手のひら1枚分」が目安

肉

肌や髪、筋肉、内臓などの健康を支える土台となるのが「タンパク質」です。これがたりないと、頬がこけたり肌がくすんだり、髪のツヤが失われることにもつながります。そのため、1日の3食のうち、毎食手のひら1枚分のタンパク質を含む食材(肉・魚・卵・大豆・乳製品など)を目安に摂取しましょう。

たとえば、朝食:卵+納豆/昼食:鶏胸肉サラダ/夕食:鮭の塩焼き+豆腐+みそ汁。このくらいが理想です。タンパク質は“若返りの素材”と思って、こまめに取り入れてくださいね。

2:野菜と海藻、キノコは「積極的」にとる

野菜不足は、便秘やくすみ、むくみの原因にもなります。とくに老け防止に効果的とされているものが、「緑黄色野菜」「キノコ」「海藻類」です。

ビタミンCはコラーゲン生成を助け、食物繊維は腸内環境を整え、肌もスッキリ。抗酸化物質は紫外線やストレスから細胞を守ってくれます。

「1日350g」を目標に、生野菜だけでなく、蒸す・煮る・炒めるなどで量をかさ増ししましょう。汁物に野菜やキノコ、海藻類をお好みのものを入れるだけでOKです。