テレビドラマや映画で見るお金持ちの家は、すっきり片づいたインテリアで演出されていることが多いもの。

「実際、収納がうまくいくと、家計管理も成功するという法則があるんです」と話すのは、片づけアドバイザーの石阪京子さん。
石阪さんが提唱する「7割収納」は、キッチン、リビング、クローゼットなど、家じゅうに活用できます。

実際に7割収納で貯まる家計に変身したのが、読者Yさん。ここでは子ども部屋のビフォアアフターを見せてもらいました。

子ども部屋の収納を見直すと、大きな節約になる

「散らかっていたときは心にゆとりがなく、家計のことはあと回しだったんです。でも、片づけたときに“こんなにムダなものを買っていたのか!”って目の当たりにして、家計と向き合うようになりました」と語るYさん。

もの置き状態になっていた子ども部屋の様子
以前のYさん宅の子ども部屋。もの置き状態になっていました
すべての画像を見る(全3枚)

子どものものに限らず、家じゅうの「使わないもの」をつっ込んでいた子ども部屋。もの置き状態になっていました。
「勉強もできず、友だちも呼べない状況でした」

一念発起して片づけたところ、子ども関連費用だけで月5000円のムダ出費をカットすることに成功したYさん。長女がひとりで勉強するようになるなど、お金以外のメリットも!

●自室に学習スペースができ、学習教材の節約に

子ども部屋から余計なものを片づけた後の様子

子ども部屋から余計なものを片づけ、学習机を置いたところ、長女はひとりで勉強するように。

「学校の勉強1本で成果が出るので、付録目当てで毎月取り寄せていた学習教材をストップ。教育費が減りました」

<石阪さんのアドバイス>

子どもがものの管理を覚えると、自分で要、不要の判断ができるようになります。その力が勉強に応用されると、効率的な勉強ができるように。結果的に教育費の削減につながります。

●あちこちにあった子ども服はまとめて総量を可視化→被服費が減少!

家じゅうに分散していた子ども服を子ども部屋へまとめた様子

家じゅうに分散していた子ども服を子ども部屋へ。一か所にまとめれば、数が把握できて、必要以上にもちません。

「たりないものだけ買うようになり、被服費が減少。将来に備え、ハンガーパイプを2本設置しています」

子どものものもリビングに置かず、きちんと子ども部屋の収納スペースを整えることが大切です。早いうちから、子どもが自分でものを管理できるようになるなどいいことだらけ。

ぜひ試してみてはいかがでしょうか。