2005年にお笑いトリオ・ネプチューンの名倉潤さんと結婚し、現在は一男一女の母親として家庭を支える渡辺満里奈さん。更年期や夫婦関係、不安定な思春期の子どもたちとの向き合い方に悩むこともありますが、毎日を自分らしく、自然体で過ごしています。今回はそんな渡辺さんに家族のお話をたっぷり伺いました。

渡辺満里奈さん
渡辺満里奈さん
すべての画像を見る(全2枚)

結婚20周年を迎えた夫婦の現在

――先日、夫の名倉さんと結婚20周年を迎えられましたよね。これまでもさまざまなことがあったかと思いますが、夫婦としてこれからどういう風に年月を重ねていきたいですか?

渡辺満里奈さん(以下、渡辺):今後はそこまで「パワー全開!」みたいな感じではなく、穏やかな感じなのかな。これまでも、たとえけんかをしたとしてもお互いきちんと話をして納得して、アップデートを重ねた結果、そういう穏やかな関係になってきました。

もちろん「腹立つな」とか、「そういうとこだよ!」なんて、細かいことで気になることはありますよ(笑)。だけど、引いた目で見たら、お互いなかなかがんばってきたねって思いますね。

――最新のエッセイ本、『不機嫌ばかりな私たち』(講談社刊)では、夫への“名もなき家事”に対するイライラについても触れていましたよね。

渡辺:そうですね。そこでも書いていますが、夫は買い物のあとに荷物を「持とうか?」と聞いてくれるんですが、それがすごくイヤなんですよね~(笑)。それは、質問するまでもないことで、率先して「持つよ」って言ってくれてイヤなわけがない。

私も「その言い方がイヤだ」って言えばいいんですけど、ちょっと意地になって…。ずっとそれを伝えずに「いい」とかって断っちゃってましたね。ただ、私があまりにも不機嫌に言っていたので、察した夫はなにも聞かずにすぐに荷物を持ってくれるようになりました。

同じ言われ方でも、イラっとするときもあるし、しないときもある。そういう感じなので、困っていると思いますよ。向こうは(笑)。

――そうなんですね。家事の分担についてはどうされていますか?

渡辺:分担はしてないですね。夫はゴミ捨てや犬の散歩、鳥小屋の掃除、お風呂掃除、ベッドメイキングなどいろいろやってくれますが、とくにどちらがやると決めたわけではないですね。彼がひとりでお昼を食べるときは、洗い物も自分でやるし。彼は私よりも全然キレイ好きですね(笑)。