最近では趣向を凝らしたメニューが続々登場するなど、注目を集め続けている“ヌン活”。「海外と比較しても、日本のアフタヌーンティーは繊細さとアイデアが光っていると感じます」と話すのは、食文化研究家のスギアカツキさん。そんなスギさんが今回体験会に参加したのは、人気ホテル「メズム東京」の期間限定アフタヌーンティー。その魅力やおすすめポイントなどについてレポートします。

メズム東京のアフタヌーンティー
「メズム東京」で体験できる、和のアートとコラボレーションしたアフタヌーンティーとは?
すべての画像を見る(全7枚)

大人気のおしゃれホテルは、アフタヌーンティーもすごかった

メズム東京
“TOKYO WAVES”をコンセプトに、東京の新たな魅力を提案するラグジュアリーホテル「メズム東京」

”東京の今“が体感できる、とびきりおしゃれなラグジュアリーホテルとして注目されている「メズム東京」。国内外の著名人にもファンが多く、大人気K-POPアーティストからも愛されているのだとか。

「メズム東京」の魅力はたくさんありますが、なかでもアフタヌーンティーは「息をのむほど美しく、個性的」と称賛の声が多数。6月1日(日)~8月31日(日)は、名作絵画に着想を得たメニューを展開する「“TOKYO WAVES”アフタヌーン・エキシビション」の第14弾として、初めて日本のアートとコラボレーションした新作が登場しています。

葛飾北斎の名作「冨嶽三十六景」をテーマしたアフタヌーンティー

アフタヌーン・エキシビション チャプター14 『冨嶽三十六景 前期』
アフタヌーン・エキシビション チャプター14 『冨嶽三十六景 前期』 1名分7000円 (消費税・15%のサービス料込)

世界的にも有名な浮世絵師・葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」をテーマにした斬新なアフタヌーンティー、その名も「アフタヌーン・エキシビション チャプター14 『冨嶽三十六景 前期』」。北斎の創作背景や人となりなどを追体験しながら、江戸の食文化が現代風に表現されています。じつは北斎は、大の甘党なんだとか!

今回は墨田区立施設である「すみだ北斎美術館」とのコラボレーションによって実現した企画で、フードひとつひとつがそれぞれの作品にひもづく形で構成されています。北斎の作品を詳しく知らない人も、これをきっかけに浮世絵の世界に心酔できることは間違いありません。

什器は完全オリジナル!登場演出にも感動

アフタヌーン・エキシビション チャプター14 『冨嶽三十六景 前期』
オリジナルの什器に並ぶスイーツは11種。それぞれが北斎の作品にひもづく形で丁寧につくられています

メインのスイーツは11種。今回のアフタヌーンティーのためだけに特別につくられた什器に乗って登場します。重厚な箱の扉が開かれると、ふわりと煙が立ち上るサプライズ演出が…。

アフタヌーン・エキシビション チャプター14 『冨嶽三十六景 前期』
箱をあけると、同時に煙が立ち上る演出が始まります

その瞬間、感動が押し寄せ、目の前に現れた北斎の世界にぐっと引き込まれるのです。この体験はもはやアフタヌーンティーの世界観を超越していて、演劇やアートを鑑賞しているような気分に。ドキドキするような躍動感に満ちたティータイムが始まります。