おうちのなかに使っていないプレゼントが眠っていませんか? 心がこもった贈り物を手放すことはなかなか難しいもの。そこで今回は、ミニマルな暮らしにまつわる著作が多数ある、カナダ在住のブロガー筆子さん(現在60代)に、「プレゼントの整理術」を教えてもらいました。

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使っていない贈り物を手放すには?(※画像はイメージです)

使っていない「贈り物」を処分するためには?

プレゼントを手放すのは、だれにとっても簡単ではありません。とくに50代、60代になると、長年の人間関係や義理、人情が絡んで「捨てるのは申し訳ない」「くれた人の気持ちを考えると処分できない」と、心の整理がつきにくいかもしれません。

しかし、年齢を重ねている分、使っていないプレゼントがたくさんあり、気持ちとスペースの負担になっていることも。そういう人は、以下のように考えて、気持ちをきり替えてみてはいかがでしょうか。

1:贈り手はすでに忘れている

「捨てるのは相手に悪い」という気持ちが強いなら、「相手はもう贈り物をしたことは忘れている」と考えてみましょう。

そのプレゼントをもらったときのシチュエーションや会話を、あなたは鮮明に覚えているかもしれません。しかし、プレゼントを送った側はどうでしょうか。

贈り手が深く考えて選んだものであっても、それはそのときの考えによるもの。何年も経った今、そのプレゼントのことをすべて覚えているのはまれではないでしょうか?

自分自身がだれかに贈ったもののことを、あなたはすべて覚えていますか? 私はほとんど覚えていません。贈った側はもう忘れています。そう考えて、背負いすぎている荷物をおろしましょう。

2:その人との関係はすでに変化している

プレゼントは、あくまでその時点の関係性を象徴するものです。かつてプレゼントをくれた、親しかった友人、職場の同僚、近所づきあいのあった方とは、今はもう交流がなくなっていることもあります。

人間関係が変化するように、そのときいただいたものが果たす役割も変わっています。プレゼントの役割は、「もらって感謝を伝えた時点で果たされた」と考えてください。

もしも今の自分の生活に合っていないと感じるなら、思いきって処分してみてください。