幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。


<幸栄のゆらゆらと、つらつらと。日々のささやかな幸せをパンと一緒に。>
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キッチンは居心地いいのがいちばん。ワクワクするキッチンアイテムたち

パンの仕事をしていると、キッチンでの仕事がやっと片づき、次は家事をしなくちゃ、と思って向かうのもキッチンだったりします。
人が遊びに来たときも、やっぱり私はキッチンに立っているし、「飯炊きばあさんだなぁ、私は…」とぼやくことの多い最近です(笑)。

そんなふうにキッチンでたくさんの時間を過ごしているからこそ、「キッチンには、使っていて気持ちがウキウキしてくるような道具たちが必要なんだなぁ」と、感じています。

カゴ類とカッティングボードの様子

そして、仕事柄か自然と集まってくるのが、カゴ類とカッティングボード。ほら見てください、この一角だけでもこんなにたくさん。

でもじつは、ここの一角にあるものたちは、ほとんど使っていないものたち…。なんてもったいないことをしているんだろう! と思い、カッティングボードをカゴをひとつずつ、日常使いの道具に仲間入りさせてみました。

●四万十ひの木でできたカッティングボード

四万十ひの木でできた正方形のまな板の様子

こちらは、四万十ひの木でできた、正方形のまな板。とても軽くていい香りがするところもお気に入りです。

このまな板、見た目がすてきなだけじゃないんですよ。下辺の中央を見てください。木の色が少しだけ違う部分がありますよね。そこをくるっと回すと…。

まな板を立たせて収納している様子

立たせて収納することができるんです! 購入したときは、ふーんとしか思っていなかったのですが(笑)。使ってみると、想像以上にとっても便利!

水きりカゴがいっぱいのときには、まな板を自立させて干すことができるし、インテリアにもなじむので、そのまま窓辺に立てて保管しています。

●おやつ入れにはカゴを活用

カゴに小さなおやつをつめ込んだ様子

そしてもうひとつは、わが家のテーブルで使っているカゴたち。毎日、「ただいま~」とおなかペコペコで帰宅した娘たちが、とりあえずつまめそうな小さなおやつをつめ込んでいます。

入れるおやつは、いただきもののお菓子だったり、私が見つけた素朴でかわいいお菓子だったり。お菓子の大きさよって、カゴもあれこれ変えてみると、ささやかな気分転換にもなって楽しいんですよ。

最近使ってなかったなぁ、なんていうアイテムも引っぱり出して気軽に使ってみて。案外、とっても役立つかもしれませんね。

【幸栄(ゆきえ)】

1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、toiro を始める。 著書に『「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある。