電気代の高騰が続くなか、「少しでも出費を抑えたい」と感じている方が多いのではないでしょうか。エアコンの使用などで電気代がさらに上がりがちな夏に向けて、しっかり対策しておきたいところです。そんななか「年間1万8000円も電気代が減らせた」と語るのは、ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、節約系YouTubeチャンネル「リッチじゃない暮らし」を配信する主婦みさきさん。今回、みさきさんが実践している「簡単にできる節電術」を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)節約術1:炊飯器の「保温機能」に頼らない
皆さんは、炊飯器の保温機能って、普段どうされていますか。
じつは以前のわが家は、保温機能をフル活用していて、一度ご飯を炊いたら、次に炊くまで24時間そのまま保温するなんてこともよくありました。
でも、保温機能を使わないことで年間5000円ほど節約できることを知ってからは、炊き終わったらすぐ炊飯器をオフ。食べきれなかった分のご飯は、保存容器に入れて冷蔵庫に入れるようにしています。
実際、保温時間が長くなればなるほど、電子レンジで温め直す方が電気代もおトクですし、お米の味も落ちにくく、おいしく食べられるようになりました。
節約術2:3つの対策でエアコン節電
夏の暑さや冬の寒さをしのぐために便利なエアコンですが、電力消費は家電のなかでもトップクラス。少しでもエアコンの電力消費を抑えるために、わが家では次の3つの対策に取り組んで、年間6500円程度の節約効果を実感しました。
●1:エアコンの設定温度をプラマイ1℃にする
エアコンの設定温度をプラスマイナス1℃調整することで、季節によって快適な温度を保ちつつも、電気代を抑えられるようになります。わが家のオススメの温度設定は、夏場は28℃、冬場は20℃です。ご自身やご家族に無理のないよう、エアコンの設定温度を見直してみてくださいね。
●2:エアコンの風向きを調節する
暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまるという空気の性質を考慮して、わが家では、夏場は、水平から少し上向き、冬場は下向きにして使うようにしています。エアコンの風向きをうまく調節することで、部屋が効率よく最適な温度状態になります。
●3:エアコンフィルターをこまめに掃除する
フィルターがホコリで汚れていると効きが悪くなり、電力消費量が多くなってしまいます。わが家では、節約と衛生面を考慮して、2週間に1回程度、エアコンのフィルター掃除をしています。
節約術3:待機電力をできるだけ抑える
待機電力とは、家電製品が使われていない状態でも、コンセントにつながっていたり、ブレーカーのスイッチが入っていたりするだけでも消費されるわずかな電力のこと。
節約を意識するようになってから、この待機電力の存在を知った私は、頻繁に使う家電以外は、できるだけコンセントを抜いておくようにしました。また、エアコンが1台だけのわが家では、使っていない部屋のエアコンのブレーカーを落とすことにしています。
ほんのちょっとの工夫ですが、これだけで年間数百円の電気代が節約できますね。
私の場合は、あまり手間をかけすぎずに、「思い出したときにサッと対策する」くらいの気持ちでゆるく続けるようにしています。