体力や気力の低下が重なる50代。整理収納コンサルタントの須藤昌子さん(現在50代)は、家事の負担を減らすため、なんとなく続けてきた習慣を見直したのだそう。ここでは、50代からの時間を豊かに過ごすために、須藤さんが“ほどよく”手を抜くようにしている4つの家事について語ります。

リビング
50代、自分をごきげんにするための「家事をラクにする」選択とは?
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1:洗濯ものを減らし、時間と労力を節約する

タオル干し
ラクを手に入れるために取捨選択

「バスタオルは毎日洗う」という方も多いと思いますが、私は、1日おきに洗濯することを選んでいます。その理由は、洗濯ものの量や洗濯後の畳む作業を減らすためです。

そのために、私がやったことは、パイル地で一般的なサイズのバスタオルをやめ、小ぶりなガーゼ地のタオルに替えたことです。ガーゼ地のタオルに替えれば、乾燥が早いので天気に左右されずに洗濯をすることができますし、使用後のタオルもタオル干しにかけておけば、翌朝には乾くからです。

周りから「毎日洗濯をする“きちんとした主婦”」と思われることよりも、私が選んだのは「自分が機嫌よくいられる余裕をつくること」だったのです。

2:キッチンリセットは「気が向いたとき」でOKに

シンク掃除
やりたいタイミングでやる掃除は気がラク

以前の私は「キッチンのシンク掃除を1日の終わりにやる」ということを理想と考えていました。ですが、年を重ねるごとに、忙しい日々のなかでそれを続けることは難しいと感じるようになりました。

そこで「24時間以内に掃除をすればOK」という、無理なくできる方法にシフトすることに。私にとっては、「1日の終わりに必ずキッチンの掃除をする」という理想を捨てることは、勇気が必要でした。

しかし、思いきって「こうすべき」や「こうするのがきちんとした主婦だ」という“今まで縛られていた理想”を手放したことで、それができない現実とのギャップに悩み、自分を責めることから解放されました。