収納をコンパクトにまとめ、ものを増やさないための工夫を紹介します。40代で、四国の2LDKマンションで暮らすminiさんは、父親の遺品整理をきっかけに自分の暮らしを小さくすることを決意。ものを選ぶための基準や、押し入れやクローゼットの収納術を伺いました。

小鉢や豆皿を使ったワンプレートの食事と添えられた汁物やおにぎり
ものを増やさないためのルールとは?
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“生前整理で”小さな暮らしへ

マンションの間取り

父親が亡くなったとき、所有物の整理に時間と費用がかかったことで、「ものへの考え方が変わった」と話すminiさん。ご自身も残された家族に負担をかけないよう、ものを手放して小さな暮らしをしています。

miniさんの、ものを増やさないための独自ルールとは。

1:ものを選ぶ基準は実用性があるかどうかで考える

並べられた豆皿や小鉢

見た目のよさだけで購入しても、「使いづらければ意味はない」と判断。

「たとえば器であれば、実際にどんなものをのせるかを想像し、どの料理にも対応できるものを選びます」(miniさん、以下同)

食卓は大皿と豆皿、小鉢を組み合わせたワンプレート(写真1枚目)が基本。

「使いにくい器はもちません」

2:収納スペースは常に7~8割にして余白をつくる

布団や収納棚が入れられた押し入れ

「収納は8割まで」と決め、余白をもたせることで押し入れやクローゼットがすっきりした印象に。

「まだ余裕があるからとつめ込むとものが取り出しにくく、見た目も窮屈になります」