省スペースで家事効率もよいお宅の間取りを紹介します。東京都に住むきんのさん(55歳)は、母親が高齢になったため新築マンションから築50年の団地へ移住。衝撃を受けるほどボロボロだった部屋をリノベーションし、「今の自分にちょうどいい住まい」を手に入れました。そんなきんのさんに、家事を集約させたリノベ術を伺いました。

黄色い壁のダイニングの椅子に腰を据えて書き物をする女性
50代ひとり暮らし。築古団地のリノベーションで理想の暮らしを実現
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今の自分にちょうどいい最高の住まいです

2DKと1LDK2つの間取り図
【写真上】リノベ前/【写真下】リノベ後

高齢の母親の近くに住むために、新築マンションから築50年の団地へ移ったきんのさん。当初は壁も床もボロボロな部屋にショックを受けたものの、「ここに来てよかったと思える家をつくろう」とリノベーションを決意。

「費用を抑えるために床のシートを自分ではったり、洗面台は自作したり。すべて自分で選んだものと思うと愛着も。自分仕様にサイズダウンした家で、暮らしを楽しんでいます」(きんのさん、以下同)

収納や壁のタイルが古びてあちこち汚れているキッチン

リノベ前のキッチン。壁づけで手元が暗く、収納や壁のタイルも古びて汚れがあちこちに。