物価の値上がりが続く今、せっかく買った食材をムダにしてしまうのは家計にも気持ち的にももったいないですよね。そこで今回は、ライフオーガナイザーの尾花美奈子さん自身が試してたどり着いた、冷蔵庫収納にぴったりな100円グッズを3つご紹介します。これらを使えば冷蔵庫が驚くほどスッキリ整理され、食材のムダを抑えることができますよ。
すべての画像を見る(全10枚)3つの収納グッズで「使いきる」冷蔵庫に仕組み化
冷蔵庫でうっかり賞味期限を過ぎた食品を見つけてガッカリしたことはありませんか? じつは食材の使いきりに大きく関わってくるのが、「収納の仕組み」にあります。
使いきれずにムダが出てしまう原因のおもな理由は、「存在を忘れていた」「奥の方で埋もれていた」「重なって取りづらかった」といった冷蔵庫の収納問題が大きな原因。そこで、冷蔵庫に共通する5つの収納の仕組みを整えることが重要です。その仕組みとは、
(1) なにがどこにあるかひと目で見渡せること
(2) 食品があちこちに混在せず、場所ごとにまとまっていること
(3) 倒れたり重なったりしないこと
(4) 奥にあるものも取り出しやすいこと
(5) 早めに使うべきものが、すぐにわかること
主婦歴20年以上のなかで、食材のムダをなくすための「冷蔵庫収納の仕組み」を何度も工夫してきました。そこでたどり着いたのが、100円ショップで買える3つの収納グッズ。食材を使いきるために欠かせないアイテムとして、最終的に残った精鋭です。
欠かせない収納グッズ1:キッチン整理
野菜室の上段で活躍しているのが、セリアの「キッチン整理」です。ときどき仕きられていない野菜室を見かけますが、それは避けたいポイント。仕きりがあることで、野菜が増えたときでも混ざらずに、どんな野菜がどれくらいあるのか把握できます。
市販の仕きりグッズはほかにもいろいろありますが、この商品の魅力は、サイズ展開が豊富で野菜の形に合わせやすいところです。
たとえば、多少のすき間ができても、ニラや長ネギなど細長い野菜の収納スペースにちょうどいいんです! 行方不明になりがちな使いかけ野菜は、専用トレーを1つ用意してまとめて保管し、そのなかの野菜を優先的に使うようにしています。
手元にある野菜がパッと見て把握できるので、結果として、使いきりが簡単になるだけでなく、新たな副菜を思いついたりと、うれしい効果もありますよ。