掃除は毎日しなくていい。自由な発想で心地いい暮らし
すべての画像を見る(全5枚)ところで私は、3DKの間取りの団地に住んでいます。部屋の掃除は毎日ではなく、また一度に全室を掃除することもありません。
単身者の住まいでもホコリは出ますし、大いに汚れます。そこで、いちばん多くの時間を過ごす居室は、すぐ手に取れる粘着クリーナーを決めた場所に置いて、目についたゴミを頻繁に取るようにしています。
でも、これも部屋全体ではなく、移動する先に見えたゴミだけ、すかさずに取り去ります。
それなら四六時中ゴミ取りみたいですが、習慣化してしまうと、無意識の行動になっています。お掃除は、目立つところだけ。でも目に入ったら即除去すること、と決めています。
洗濯は3~5日置きにします。できるだけ清潔に保つため、たとえば脱いだものは汗などよく乾かしてからカゴに入れておくこと。靴下と下着だけは毎晩入浴時に手洗いすることです。
自由=怠惰ではない。生活の工夫で気持ちを上げるのが大事
ひとり暮らしは、家事の時間配分も食事の内容も、だれにも気兼ねすることがないだけに「どうせひとりだから、なにをしても構わない」と怠惰を決め込むこともできます。
でも、そういう生活も自由だとつづけていくと、どうも惰性的な生き方につながってしまうような気がするのです。
私の場合、自由な暮らしとは、ほったらかしにして構わない生活のことではなく、自由な発想、生活の仕方を独自に工夫して、自分自身にモチベーションを与えることだと思っています。
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