狭くても家族で快適に暮らしている人、ライフスタイルの変化に合わせて小さな家に住み替えた人、不要なものを手放した人…。このような、住まいやもちものを、自分にしっくりくるようコンパクトにする「小さな暮らし」に注目が集まっています。ここでは、3階建て・8坪(約26平米)の狭小住宅に暮らす4人家族の事例を紹介します。

miokoさん家族が暮らす家
広く見える工夫がつまった、miokoさん家族が暮らす家
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狭い家でも「もちもの」を見直して快適に

子どもの通学や夫の通勤を考慮し、エリアを最優先にマイホームを探したという、miokoさん。5年かけて見つけたのが3階建て・8坪(約26平米)の狭小住宅でした。

「入居当初はものであふれていましたが、家具やものの量を見直し、少しずつ快適な家にしました」(miokoさん、以下同)

住むにつれて、狭小ならではのメリットも実感しているそう。

「固定資産税や光熱費が安く、節約になります。また、狭小住宅で暮らす工夫を生かして、整理収納アドバイザーとしての仕事もスタート。人生が前向きに変わりました」

1人がけのソファを選んで広く見えるよう配置

イケア一人用ソファ3台
イケアで同じものを3台購入

リビングのソファはあえて1人がけを選び、組み合わせて使用。

「1人がけなら、広く見える並べ方を探したり、ライフスタイルに合わせて配置を変えやすいんです。家族全員で座れるよう、3台設置しています」

脚つき&背の低い家具で視界をすっきり

ダイニングの家具はすべて脚つき
ダイニングの家具はすべて脚つき

部屋に抜け感が出るよう、家具は背が低い脚つきのものに変更。

「背の高い家具は圧迫感があるので、腰くらいの高さのものにそろえました。また、脚つきなら視界が開けて、部屋が広く見えるんです。掃除がしやすいというメリットも」