朝の支度がスムーズになると、自由な時間が増え、気持ちにも余裕が出てきます。ここでは、共働き夫婦の村上はなさん(31歳)が実践する、朝の準備を効率よく進めるための5つの工夫をご紹介。ちょっとした習慣で、時間も、心もゆとりが生まれますよ。

食器
夜のうちに朝食で使う食器類を準備しておきます
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1:キッチンリセットは前日の夜に

シンク
食器はすべて洗い、シンクはピカピカにしています

帰宅後は疲れて片付けをついあと回しにしがちですが、「明日の自分のために」とひとがんばりしておくと、翌朝の準備がグンとラクになります。

わが家では、夫と協力してキッチンリセットをしています。食器洗いはもちろん、コンロとシンクの拭き掃除など、できる範囲で片付けています。具体的には食器洗いとキッチン周りの拭きあげは夫、食器拭きは私がやっています。

分担しているおかげで、どちらか一方が疲れて動けないときでも、自分の家事が少し増える程度で無理なく続けられるようになりました。

前日にキッチンリセットしているおかげで調理スペースが確保され、一気に朝食の盛りつけまでできて、時短につながっています。

2:コーディネートを固定化

洋服
服はオールシーズン29着。管理がラクになりました

服を29着にしぼり、日頃からコーディネートを固定しています。たとえば、白いノーカラーシャツには白いカーゴズボン、赤い靴下、スニーカーと決めています。

このようにコーディネートを決めておくと、服選びに時間を割く必要がなく、朝の身支度がラクになります。とくに忙しい朝は、服選びなどの小さな考えごとでも、意外と負担になります。考える手間が減り、頭がクリアな状態で出勤できるようになりました。

週に何度も同じコーディネートをすることになりますが、慣れると便利で快適です。

3:朝食の調理は電子レンジで

朝食
朝食は効率を考え、メニューを固定化しています

朝は調理をシンプルにし、火を使わないようにしています。理由は、フライパンなどの大きな調理器具を洗う手間を省きたいからです。

そこで、加熱調理はすべて電子レンジに頼っています。電子レンジなら目を離せるので、朝食とお弁当の準備が同時にできます。火加減を気にせずにすみ、忙しい朝にぴったりです。

朝食のメインはオートミールです。味つけをして、電子レンジで加熱したら完成です。お弁当のおかずはつくりおきや冷凍食品を使い、つめるだけにしています。火を使うのをやめたおかげで、朝食とお弁当の準備が15分で終わるようになりました。朝の準備がスムーズになり、自由な時間が増えました。