冷蔵庫の中身を見ながら、なにをつくるか考えるのが好き
すべての画像を見る(全3枚)テレビの料理番組やレシピ本を見て、新しいメニューにも積極的にチャレンジするというピン子さん。ふっと思いついたアイデアをもとに、オリジナルのレシピを考えることも多いそう。
「この前はすりおろしたショウガとしょうゆで下味をつけた豚バラ肉を、多めの油でベーコンみたいにカリカリに焼いて、炒めたモヤシとレンジでチンした中華麺とあわせて、塩味の焼きそばにしたの。豚バラ肉がこんなにおいしくなるんだ! って驚いたほど上手にできたわね」と教えてくれました。
「また別の日は、余ったお豆腐とタマネギをどうしようかと考えて。タマネギはスライスしてスープにして、そこにサイの目にした豆腐を入れてとろみをつけました。
メインはいつも常備している『やみつきガーリック』(トーノーの万能調味料)でつくったしょうゆ味のガーリックライス。あれ、なんにでも使えて便利なのよね。その上にオムレツをのせて、砕いたナッツとトリュフオイルをかけてでき上がり。冷蔵庫の中身を見ながら、今日はなににしようかな…? と考えるのが好きなの」
●飽きずに続けるコツは「楽しみながらやる」
日々の料理を楽しむコツは、だれかを喜ばせるために、自分なりの工夫を凝らすこと。愛用している調味料や器の一部は、ピン子さんのエッセイ『終活やーめた。 元祖バッシングの女王の「ピンチを福に転じる」思考法』でも紹介されています。
「だれかが喜んでくれると思えば工夫のしがいもあるし、おいしいって言われればうれしい。うちの夫は『結婚していちばんよかったことは、妻の料理がおいしいこと』と言ってくれてます」と笑うピン子さん。
「だから、若い女の子にもよく『結婚は愛じゃないよ、胃袋をつかみなさい』とアドバイスしてるの。そりゃあ、毎日つくってたら飽きることもあるわよ。だからって、いやいやつくっちゃダメ。なんだって面倒くさいと思わずに、楽しみながらやらないとね」
