文房具やハンカチなど、日常使いする小物の収納に困っている人は多いのではないでしょうか。すっきりまとめようと思っても、その量の多さに苦戦してしまうことも。整理収納アドバイザーの原田さよさん(60代)に、小物の収納のコツを実例もあわせて教えてもらいました。
すべての画像を見る(全3枚)毎日使う小物をすっきり収納。もうイライラしない
みなさんは毎日のように使う小物を、どんなふうに収納していますか。キッチンツールだけでなく、たとえばペンや印鑑やハサミ、マスクやハンカチなど、頻繁に使うものの収納です。
使う場所の近くにまとめて置いておくのが正解ですが、欲しいひとつがさっと取れずにイライラしてしまうことはありませんか。せっかちな私は、そういうことがよくありました。
また、年齢を重ねてくるうちに、若いときのようにテキパキできなくなったことも。そこで、私が50代になってから変えてみてよかった小物の収納方法について紹介します。
●小物の収納のポイント
収納の基本は、これまでもお伝えしてきたように、
・使っている場所の近くで
・グループでまとめて
・使用頻度が高いものほど、取りやすい場所に
小さなものの収納では、基本を押さえたうえで、それぞれが混ざらないようにするのが大切です。これが曖昧(あいまい)だと、出し入れがしにくくなり、リバウンドしやすいからです。
それぞれが混ざらないようにする
たとえば、毎日持ち歩くハンカチはどのように収納していますか。うちは夫も私もタオルハンカチを愛用しているのですが、以前はそのタオルハンカチを、100円ショップで買ったバスケットで立てて並べて収納していました。でも使いにくくなってきたため、50代になってから収納の仕方を変えました。
前に収納で使っていたバスケットは、汎用性が高い収納グッズですが、わが家のタオルハンカチの収納には向いていませんでした。取るときはいいのですが、洗って乾いたタオルハンカチを収納する際に、カゴの中のハンカチが倒れてこないよう片手で押えてスペースをあけないと、しまいにくかったのです。
このちょっとしたことが小さなストレスに感じるようになったため、仕きりのあるダイソーのケースで、1枚ずつ収納するように。すると、出し入れがずいぶんラクになりました。その日に欲しい1枚をすぐ取れるし、洗濯したあとで戻すときにも、空いている場所に入れるだけでいいからです。