掃除も作業もしやすい、キッチン収納のアイデアを紹介します。整理収納アドバイザー・木村充子さん(現在50代)は、キッチンカウンターの上にものを置かない「隠す収納」にしたことで、キッチンが自然と片付く仕組みが整ったそう。ここでは、木村さんが実践する3つの工夫について語ります。

木村さん宅のキッチン
キッチンカウンターの上はいつもスッキリ!
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1:キッチン用品は「隠す収納」を徹底。家電も最小限に

木村さん宅キッチン

築28年の中古戸建のわが家のキッチンはL字型。家を建てた当時に流行していた「ジャンボシンク」が場所を取り、調理スペースはL字型のコーナー部分だけ。キッチン全体に対し、調理スペースが狭いのが悩みです。

その対処法として、キッチン関連のアイテムはすべて、つくりつけの扉収納の中に収めています。キッチンカウンターの上にものがないと、スムーズに料理に取りかかることができて、料理の時短にもつながっていると感じます。

木村さん電子レンジ

また、コンセントが調理スペースの1か所にしかなく、家電を置く場所も限定されます。いくつも家電を置くと調理スペースが狭くなるため、炊飯器とトースターは処分し、現在は電子レンジだけを置いています。

炊飯は土鍋、パンをトーストするときは魚焼きグリルを使っていますが、慣れれば簡単ですし、おいしく仕上がるので気に入っています。

2:よく使うものは「一歩も動かず」取れる場所を定位置に

キッチン吊戸棚収納

つくりつけ収納は、ものの出し入れがスムーズにできるように心がけています。出し入れが面倒だと、カウンターの上にものを置いたままにしてしまうからです。

私はしゃがんでカウンター下のものを取るよりも、つり戸棚に手を伸ばすほうがラクなので、よく使うものはつり戸棚に収納しています。

取っ手つき収納ケース

取っ手つきのケースなら、高い場所でも出し入れしやすく便利です。調味料や保存容器など、アイテムごとにまとめて収納しています。

木村さんキッチン収納

手を伸ばすだけで必要なものを取り出せるので、料理の流れを妨げません。使用後、元に戻すのもラクです。