キッチンは毎日使う場所だからこそ、常に整えておきたいもの。しかし、気がつくと調理器具や保存容器、食品ストックなどが増え、ゴチャゴチャしてしまうこともありますよね。すっきりとしたキッチンを保つには「もつものを厳選し、自分の中でルールを決める」ことがポイント。余計なものを置かない、増やさないようにすれば、きれいなキッチンで毎日の料理や片付けもスムーズに。ここでは、少ないもので暮らしを楽しむ整理収納アドバイザー・ミニマリストカヨさんが実践する、キッチンをすっきり保つコツを紹介してもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)1:キッチンツールは「なくても困らないか」を基準に選ぶ
キッチンにはたくさんのキッチンツールがありますが、毎日使うものは数えるほど。必ずしもすべて必要ではありません。厳選したキッチンツールだけをもつことで、スペースの有効活用ができ、料理や片付けの効率もアップします。
たとえば、使用頻度を基準に、毎日使用するものは残し、1年以上使用していないものは手放す。1か月に1回以下しか使わないものは代用できるかを考えます。
「ないと不便」ではなく「なくても困らないか」を基準に選ぶと「もしかしたら使うかも」と思っているキッチンツールを手放すことができるのです。余計なものを買うこともなくなり、すっきりとしたキッチンを保つことができるようになります。
賃貸のわが家はスペースも限られているので、キッチンツールは「コンロ横の収納スペースに入るだけ」と決めています。
2:食器の適正量は普段使う分+予備1セット
食器も気づかないうちに増えがちですが、本当に必要な枚数を把握することで収納がすっきりし、食器棚などの管理もしやすくなります。食器の適正量を決めるには「普段使う分+予備1セット」を基本にすると、最小限で快適に過ごすことができます。
来客用の食器はレンタルや紙皿などで代用できないか見直してみたり、使っていないけど捨てられない食器は、1度別の場所に収納して一定期間使わなければ処分する、と決めると判断しやすくなります。
わが家は食器の色やデザインをシンプルなものに統一することで、すっきり感がアップ。余計な食器を増やさなくなりました。また、食器を厳選すると出し入れや食器洗いの負担も減り、収納スペースも広がるので、すっきりを保つことができるようになります。
3:ゴミ箱をシンク下に配置する
最近キッチンのゴミ箱を手放し、収納ボックスをゴミ箱に代用してシンク下収納に配置しました。わが家はオープンキッチンでリビングとつながった間取りなので、視界にゴミ箱がないだけですっきりした印象になりました。また、床にゴミ箱を置かないことで、掃除もしやすくなり、ゴミ箱自体の汚れに頭を悩ますこともなくなりました。
シンク下はデッドスペースになりやすいため、そこを活用してゴミ箱を収納すれば、キッチンの床を広く使えキッチン自体もよりすっきりとした印象に。とくにコンパクトな賃貸キッチンでは、スペースを最大限に活かせるのが大きな利点。「キッチンにはゴミ箱を置く」という常識を、ときには疑ってみることも大切です。