離婚や子どもの独立など、40代から50代にかけてライフスタイルを大きく変える人も少なくありません。48歳で離婚を経験、50代で中古マンションを購入し、ひとり暮らしをしているみるくさんもそのひとり。今回、ひとり暮らしを始めたのを機に、家族と暮らしていたときに感じていた「ある不満」を解消するため、「家のゴミ箱を1つだけにした」という体験談を教えていただきました。

自宅のリビングでくつろぐ、みるくさん
自宅のリビングにて。不要なものは極力置かないように心がけています。
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ものがあふれる暮らしが「ストレス」だった

家族と暮らしているときは、家の中にはいろんなアイテムであふれていて、かなりストレスでした。

ひとり暮らしをするようになり、すっきりした部屋づくりを意識しています。しかし、殺風景すぎる部屋は寂しすぎる。そこで、自分にとって「本当にいるもの」「いらないもの」を選択したら、今のわが家になりました。

今回は、「ゴミ箱」を手放してわかったことをお伝えします。

●離婚前は日々出る「大量のゴミ」にげんなり…

結婚していたときは、夫と3人の子どもたち、5人家族でした。子どもが大きくなるにつれ、ものがどんどん増えました。それに合わせてゴミも大量に出るんですよね。リビング、キッチン、洗面所、子どもたちの部屋…。

ゴミの日になると、各部屋を回り、ゴミを集め、新しいゴミ袋をセットする。いわゆる「名もなき家事」です。そして毎回、大量に出るゴミを見て、資源のムダ遣いをしている気持ちになり、罪悪感を感じていました。

離婚してひとり暮らしになり、思いきってゴミ箱を1つに

キッチンに1つあるゴミ箱
キッチンに置いてある、わが家唯一のゴミ箱

離婚後は荷物を必要最低限にしようと思い、それまで各部屋にゴミ箱があるのが当たり前と思っていましたが、思いきって1つにしてみました。

●居心地のよい場所にはあえてゴミ箱は置かない

自宅リビング
日当たりがよく居心地のよいリビング。一日でいる時間が長い場所です。

普段、朝起きて寝るまで、1日の大半を過ごすのがこのリビング。

在宅ワークのため、1日中座ってパソコン作業をすることが多いです。以前は座っている範囲にゴミ箱があり、座ったままゴミをポイっと捨てていました。

しかし、長時間座っていることが多いので、あえて体を動かすためにも、離れた場所にゴミ箱を置いています。