家の中には日本同様にゴミ箱がある
他人の家のゴミ箱について詳しく観察したことはありませんが、もしゴミ箱がなければゴミの置き場に困るため、家の中には必ずあると思います。ただし、日本ほど数は多くないかもしれません。
たとえば、私の娘(ひとり暮らし)は、2ベッドルームの住まいに住んでいますが、キッチンとバスルームにしかゴミ箱がありません。
私は、燃えるゴミ用のゴミ箱を以下の4つ用意しています。
すべての画像を見る(全3枚)・寝室のデスク脇に1個
・キッチンの流しの下に1個
・ワークスペースのデスク脇に1個
・バスルームに1個
このうち「ゴミ箱」として売られていた製品を使っているのはキッチンとバスルームです。残りの2つは、ものが入っていたボール箱を再利用しています。
ゴミ箱4つは多い方かもしれません。私がゴミ箱をたくさん使っているのは、ものを捨てるのが好きなのと、仕事や趣味で紙をよく使うからです。
ゴミ箱が少ない方が余計なゴミを出さなくなるとも考えられます。しかし、ないと余計なものまでキープしてしまうのではないでしょうか? 不用品は、家の中でゴミになっていると私は考えています。
生ゴミをためておくために、市から専用の入れ物(プラスチック)が配布されていますが、それは使わずにホーローの小物入れを使っています。
この入れ物に生分解する袋を敷いて、ゴミがいっぱいになったら袋ごとカートに放り込みます。この小物入れは普段は冷蔵庫に入れています。
リサイクル用のゴミは専用の袋に入れておき、袋がいっぱいになったら収集に出します。
カナダは街中にゴミ箱を設置
日本では、街中にゴミ箱を設置している場所があまりないので、自宅まで持ち帰る場合もあると聞きました。
確かにカナダは街中にゴミ箱があります。しかし、だからといって、家の中に持ち込むゴミが最低限とまでは言えないでしょう。外で出たゴミは外で捨てるので、基本的に家の中には持ち帰りません。
日本とカナダ、街はどちらがきれいなのか?
街中にゴミ箱があるからといって外が美しいとも思いません。私の印象では、日本の方が全体的に清潔できれいです。
日本の場合、皆がゴミを持ち帰るので、街にゴミが散乱しにくいです。また、公共の場所では、清掃スタッフが頻繁に掃除をしています。ゴミ分別のルールが細かいように、ゴミ処理や清掃に関してルールが厳しい印象です。
カナダは、街頭にゴミ箱があっても、ポイ捨てする人だっているし、ゴミ箱からゴミがあふれていることもあります。ただ、国立公園や観光地は、厳しい環境保護ルールがあるので、ゴミは少ないです。
今回はカナダの「ゴミ事情」についてお話ししました。日本と同様に、カナダでもゼロ・ウェイスト運動(ゴミを出さない取り組み)が少しずつ広がっています。私自身も、できるだけパッケージゴミを減らすために、環境意識の高いスーパーから食品をデリバリーしてもらうなど、工夫をしています。どこに住んでいても、ゴミを減らす意識をもつことが大切ですね。