心地よい関係性を築くために

昔よく飲みに行っていた友達がいたのですが、私、毎回帰り道にコンビニでお酒を1本買って、家で飲み直していたんです。

この行動について冷静に考えてみたら、「私、モヤモヤしてる? もしかして無理してつき合っているのかも」と気づいてしまったんです。飲んだあとなのに、まだお酒が飲みたいと思うのは、自分が自分に疲れのサインを発していたのだと思います。

昔の私は誘いが断れなかったんです。「誘ってくれるなら行かなきゃ」という使命感。これまでにもお話ししていますが、今までずっと他人軸で生きてきました。だからこそ聞き役になることが多いし、人に合わせるのも上手にできます。

ようさん
すべての画像を見る(全3枚)

ひとり暮らしを始めて、自分自身に素直に生きられるようになり、ちょっとわがままになったのだと思います。

それからは、帰り道に「めっちゃ疲れた」と思う人とは、少し距離をおくようにしました。すべてその人のペースに合わせるのではなくて、予定が合わないときや気分がのらないときは無理せずちゃんと断る。一回断ってしまったら次は行くようにするなど、自分の気持ちがラクになる、心地よい距離感で接するようにしています。

私にとって睡眠時間も大事なので、夜の長電話も、ほとんどしません。昔は長電話も楽しかったけれど…。今は、自分が落ち着いているタイミングにLINEのメッセージで返信するようにしています。

年々、自分に合ったコミュニケーションの取り方がわかってきたような気がします。

50代、賃貸ひとり暮らし。ものを手放して見つけた、私らしい日常』(扶桑社刊)では、部屋を広く見せる家具選びのコツ、シンプルだけど“なんか素敵”なインテリア、ズボラでも片付けやすくキレイが続く収納やプチ掃除など、簡単でマネしたくなるアイデアをたっぷりご紹介。軽トラ2台分のものを手放し、第二の人生をスタートさせたようさんの「自分で自分をごきげんにするアイデア」満載の一冊です。

50代、賃貸ひとり暮らし。 ものを手放して見つけた、 私らしい日常

50代、賃貸ひとり暮らし。 ものを手放して見つけた、 私らしい日常

Amazonで見る