3:まだ使えるものを捨ててはいけない
すべての画像を見る(全5枚)子どもの頃から、「ものを大切にしなさい」と教えられてきました。まだ使えるものを捨てるのはもったいないことだと。だから私は、ものを捨てるタイミングは、そのものが壊れて役目を終えたときだと思っていました。
新しいものを買うたびに、使わないものが増えていきます。だからそれを引き出しやクローゼットの奥にしまい込んでいました。持っていたら、いつか使う日が来るかもしれない、なにかに使えるかもしれないと。
でも、そのいつかは何年経ってもこない場合がほとんどで、日々増えていくたくさんのものに囲まれて息苦しくなっていました。
ものは、本来使われるためにあるもの。そのものを何年も使うことなくしまい込んで、持っていることすら忘れていては、大切にしているとは言えません。いくら状態のいいものであっても、もう使わないものは思いきって手放してスッキリさせましょう。捨てること以外にも、売ったり譲ったりする手放し方もあります。
4:捨てた後に「捨てなきゃよかった」と後悔したくない
片付けで悩む受講生の方の話を聞いていると、「手放した後に後悔することが怖い」という話をよく聞きます。以前は私自身もそう思っていました。もう使わないと思って手放した後に、再び使う機会がやってくると損をしたような気持ちになるのです。
私が今まで手放してきたなかで、手放さなければよかったと大きく後悔したことはありませんが、「手放さなければ使えてたかも」と思うことも少しはありました。
それでも、手放したことに後悔はありません。手放して損することがあったとしても、暮らしや自分自身がいい方向に変化するといった、多くのものを手に入れているからです。
手放すことの大きなメリットを感じたとき、手放すデメリットが気にならなくなりました。不要なものは手放して、少しずつ理想の暮らしに近づけていきましょう!