「塩分チェック」ノートで健康管理をスタート
すべての画像を見る(全5枚)そんなこんなで、いよいよ決断のときが来たわけですが、主治医の先生に現状を伝えるために、血圧と食事の記録をつけることにしました。最後のあがきのようですが、日々の生活をしっかりと書き記し、食生活に気をつけて変化が出るかを試してみようと思ったのです。
ダイエットが目的の記録は今までにも何度か試してきましたが、今回はカロリーよりも日々無意識に摂取してきた塩分に焦点をあてての記録です。塩分と血圧のアプリも活用して、口に入れるものの商品パッケージに記載された成分表の中にある「塩分相当量」を合計してみると、やはり減塩には程遠い生活をしてきたことがよくわかります。
塩分を意識したら、食事が新鮮で楽しくなった。酢タマネギも活躍
記録を初めてまだ2週間ほどではありますが、毎食塩分を意識してとる食事は、意外にも新鮮です。もっとつらいものをイメージしていたのですが、意識することによって以前より味覚が敏感になっている気がします。
市販の納豆もタレを使わずに、自家製黒酢タマネギ(タマネギのみじん切りを黒酢に漬け込んだもの)とともに食べてみると最初は物足りなく感じていましたが、じわじわとおいしくその味わいにはまります。
そしてなにより、1日の合計量が目標内に収まった達成感と、少し変化を感じる血圧の数値や、今回はまったく期待をしていなかった体重の変化に喜んでみたり。
おまけに記録を忘れて、食べたものを振り返らなければならない際に感じる記憶の衰えまでまでもが、ノートに向かいながら苦笑いの日々です。
自らの身体と向き合う日々
自分の身体に責任を持たなければならないな、と思う今日この頃。日々の積み重ねが、必ず明日に響きます。塩分のほかには、毎朝6時半からのテレビラジオ体操と、週4でジムでの軽い筋トレとストレッチを続けています。
「労ること。鍛えること。癒やすこと。甘やかさないこと。満たすこと。節制すること」。それらが絶妙なバランスを保つことで得られる健康な生活。
若い頃は「なんとかなるさ」と乗り越えてきた毎日のことは、「なんとかする」年齢になったということなのでしょう。
長いこと泣いて笑って、ともに過ごしてきた世界に1つの自分の体とまだまだ元気に一緒にやっていきたいから、愛を込めて、感謝を込めて、日々労わろうと思っています。